研ぎの構成を最初に考えるのは大切です
それなりに研ぎが上手くなってきた方に良くあるのは、とりあえずワンパターンで研ぎを行う事です。
このワンパターンという表現は、語弊があるかもしれませんが、成功例の一つをパターン化してその通り研いでいると思ってください。
通常はそれで充分だと思いますし、最良かもしれませんが、状況が異なる場合、それでは不足になる事は色々と出てくると思います。
そういう時に他のやり方に変える必要性がありますが、そこに対応がどれだけできるのかというのも、研ぎの上手さの一つだと思います。
研ぎに入る前に、状況を良く確認して、切れ味が単純に落ちた事に合わせ、刃の消耗具合であったり、それ以外の部分としては、普段と何か異なる状況は無いか・・・と考えながら見てみましょう。
普段と異なる状況があれば、それが軽度か重度かで、何の作業から始めるのかも考えなければなりません。
もしワンパターンでいつも通りと思っていると、少しずつ不足が重なっていき、いずれ大きな修理が必要な状況になる場合があります。
刃物の状況悪化は、細かい事の見落としであったり、手抜きをした事により、後で大きな問題へと発展する事にあります。
状況を良く確認し、どこからどのくらいの研ぎを行えば良いのか、まずそこから入りましょう。
曲がりやねじれ等が出てしまう(歪、ひずみ)状況となっている場合は、絶対にご自身で直そうとしないでください。
直したつもりが悪化してしまったり、直ったつもりで研ぎを進め、本来研いではいけない場所が研がれてしまい、歪直しを後に行った場面で、研ぎシロが無くなっているパターンをよく見かけます。
ご自身で全てが出来る程度の話であれば、私達の方な専門家は存在していませんので、まともに一度しっかり直してから、その先の研いで使う事を安定させてください。
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