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2024年10月31日 (木)

切れないけど切れる

私が思う切れ味は、一般で思う所では、驚くレベルにあるようです。

もちろん、無意味に刃の強度を潰してまで、切れ味を出すようなズルい事はしません。

バランスを考慮しつつ、切れ味と長切れの両立を含めても、なかなか体感されないようで、今までの研ぎは何だったのか?とおっしゃる方も多いです。

そんな状態が私の当たり前なので、自分で使う刃物の切れ味が落ちてくると、そろそろ研がないとダメだな・・・と思いますが、それでも忙しいとそのままで使い続けています。

切れないな・・・と思いながら我慢して使っていますが、その切ったものを他の方が見ると、これで切れないの?十分に刃が付いてますよね?十分に切り口が良いですよ?と思うようです。

感覚が切れる側に寄っていると、元々の状態がさほど切れる状態ではない方の研ぎより、まだ切れる状態にあるようなので、それで驚かれるようです。

研ぎは色々な要素を込めつつ、実用的に仕上げを行っていますが、それでも一般では体験できないレベルの切れ味にあるようですから、切れ味が落ちたと表現する事は、確かにその時点で未知の領域なのかもしれません。

必死になって細かい研ぎを行うとか、鋭くするとか、そういう方法での切れ味とは違い、しっかりとした刃の状態がある中で、そういった切れ味になっていますので、安心してご使用頂けると思います。

根本的に、刃物の扱いが雑な方や、使い方に問題がある方だと、その刃の良さを生かしきれない間に、刃の寿命を迎えてしまうと思いますので、まずは使い方とやってはいけない事を覚えていきましょう。

刃物は雑用と繊細用に最低限度として分けて使うのも、非常に良い方法の一つです。

 

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