サビは厄介です
刃物がサビると、表面的にサビを落とせたつもりでも、同じ個所で何度も再生するケースがかなり多いです。
削ったり磨いたりしても、研いでも駄目な場合がありますが、それはまだサビが少し残っている事が原因だと思われます。
表面的なサビに見えて、そこを取り切れたと思って軽めに終わらせず、もう少し先も考えて多めに取り除きましょう。
研いでも問題が無い場所だったら、研ぎで落とせば良いですし、ダメな場合には、サビ取り剤を使用しても良いと思います。
ただ、サビ取り剤は薬品臭の問題があるので、食品や加工で匂いがわずかにでもついてはいけないものの場合、使う事はやめた方が良いです。
まだ、サビ取り剤で錆を取り除いたあと、そこから再度サビが出てきますので、錆を取り除いてすぐに表面を何かでコーティングし、そこから自然なサビが始まらないようにしなければなりません。
ですから、サビ取り剤を使うにも、それなりに覚悟が必要です。
簡単に落ちると思えても、実際はその後が厄介なのが薬品ですから、出来れば削るか磨くかが良い方法だと思います。
ご自身で荒い加工をして取り除いたサビ箇所は、後に思いっきりサビる可能性があるので、それなりに素早く細かく仕上げる必要性があるますから、後で処理に困る事を考えると、私達のようなプロにご相談ください。
研ぎのついでにサビの事をご相談頂ければ、通常時でも注意をしてサビを取り除く加工をしていますが、特に気を付けて再発生を抑えるように出来る限りをします。
なお、サビを取り除くにしても、浸食している場合には、結構削る必要があったり、場合によってはごっそりと刃を削り落とす必要がある事になる可能性もあります。
しかし、そのサビが今後進行するものかどうかも見方がありますので、そこも含めて判断をさせて頂きます。
« 砥石の使用の組み合わせについて | トップページ | 改めて比較をすると違いが分かります »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 刃物が無かったら・・・(2024.12.01)
- 来年のどこかで・・・(2024.11.30)
- 意図したもの(2024.11.29)
- 久しぶりに研いでみると・・・(2024.11.28)
- どこの誰がやるのか(2024.11.27)
「研ぎ」カテゴリの記事
- 刃物が無かったら・・・(2024.12.01)
- 来年のどこかで・・・(2024.11.30)
- 意図したもの(2024.11.29)
- 久しぶりに研いでみると・・・(2024.11.28)
- どこの誰がやるのか(2024.11.27)
「刃物」カテゴリの記事
- 刃物が無かったら・・・(2024.12.01)
- 来年のどこかで・・・(2024.11.30)
- 意図したもの(2024.11.29)
- 久しぶりに研いでみると・・・(2024.11.28)
- どこの誰がやるのか(2024.11.27)
「砥石」カテゴリの記事
- 刃物が無かったら・・・(2024.12.01)
- 来年のどこかで・・・(2024.11.30)
- 意図したもの(2024.11.29)
- 久しぶりに研いでみると・・・(2024.11.28)
- どこの誰がやるのか(2024.11.27)