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2024年11月27日 (水)

どこの誰がやるのか

刃物の世界は不確定な事が多すぎて、色々と追及をしていくと、見えない事ばかりです。

安定した生産など限界を求めると出来ませんし、鋼もロットによって性能が変わる事があるのは有名な話です。

その為、性能を少し控えめにし、安定した大量生産をしているケースも、それなりに多くあるようです。

研ぎも同じで、機械研磨で自動的に行われる範囲を除いては、やはり安定した研磨や研ぎは難しく、どうしてもばらつきは出てしまいます。

加工自体が人の手によるものなると、それは大差になりますから、どこの誰がその作業をやるのかで、結果は別ものと化します。

なんとなくで良ければ、それっぽいものにはなりますが、細かい部分を見て行くと、限定した人がやらないと明らかな不足となります。

見た目はほぼ同一なものがあって、それを大量にまとめて研磨や加工をした事がありますが、実際に研ぎを行ってみると、角度が違ったり、丸みが違ったり、位置関係が違っていたりと、ある意味では別物でした。

同じような流れの作業でも、違い人が行うとそれだけ別物になるので、上手い人だけが作業すればもっと価値は上がるのに・・・と思ってしまいます。

以前にも書いた事がありますが、機械研磨と手研ぎは、それぞれ別ジャンルになるので、同じ人が行う事は無いでしょう。

両方がやはり出来ないと、位置関係の違いやズレまでは、感じ取る事は出来ませんので、そういうものが流通すると、お客様が研いで違和感を感じ、直しの依頼が来る事になります。

そして、使う側にも立たないと、その違いの理解は出来ませんから、総合的にその刃物を知る事は、大きな力になっています。

ただ刃物を使うのではなく、その用途にあった使い方として、正しく使う事も必要になりますので、プロと一緒に刃物を使ってみる事で、学ぶ必要性もありますから、誰にでも出来る事ではありません。

熟知とはそういう事だと考えています。

 

 

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