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2024年12月

2024年12月31日 (火)

良いお年をお迎えください

今年一年、ご利用を頂きました方がに、改めましてお礼申し上げます。

ご利用ありがとうございました。

来年は更に技術を進化させつつ、安定するように努めてまいります。

新しい導入ものも、多く待機させている状態ですので、その辺りもご期待ください。

来年も変わらずいご利用を頂けますと幸いです。

皆様、良いお年をお迎えください。

また来年お会いしましょう!

2024年12月30日 (月)

まだやる事がありまして・・・

本年の営業は29日に終了していますが、まだやる事がありますので、裏で色々と動いています。

片付けも少しやりたかったのですが、ほぼ出来ず状態でした。

結局一日は仕事関連で終わりそうです。

さすがに明日は仕事関連の事には手を付けませんので、他に年越しそばの準備をしたり家の事をやります。

 

2024年12月29日 (日)

2024年のご利用ありがとうございました!

本日の営業終了を持ちまして、2024年の営業を終了致しました。

今年一年、ご利用を頂きましたお客様に、お礼申し上げます。

今年はコロナの影響が少なくなり、人の動きも増えたと感じていますが、円安やガソリンの高騰などの影響により、何もかもの値上げに多くの方が影響された事と思います。

そんな中でも、色々な分野で当店をご利用頂いたお客様がいらっしゃいまして、大変嬉しく思っております。

作業自体は、技術の更新や新しい技術に対し、高い評価を頂けた年でもあったと思います。

地道に努力をし、現状に満足しないで改良を加えている事が、皆さんに受け入れて頂けて安心しています。

色々と予定していた更新が追い付かず、新しい作業のご案内等が出来ませんでしたが、準備はそれぞれ進んでいますので、流れを見つつでご案内をしていきます。

来年も当たり前の事は当たり前に劣化させず、より良い技術のご提供が出来るよう、努力を重ねて参ります。

また来年も是非ともご利用を頂ければと思います。

この先のご連絡やご注文に関しましては、来年の営業開始より、順次対応とさせて頂きます。

ブログの方は、UPのが送れるかもしれませんが、出来る限りで更新を致しますので、是非ご覧ください。

ここ数年はブログを見た!ということで、ご連絡やご利用を頂くケースが非常に多くなっており、メインはHPではなくブログなのか?と思う事もあるくらいです。

改めまして、ご利用ありがとうございました。

来年もまた宜しくお願い申し上げます。

 

2024年12月28日 (土)

豆ねこママ(三徳)が売り切れです

12月で入荷販売を終了します「豆ねこ包丁シリーズ」ですが、豆ねこママ(三徳)が売り切れました。

最後の一丁をご購入頂きまして、ありがとうございました。

残りは豆ねこチビ2丁となっておりますので、ご検討中のお客様はお早めにご購入を!

思えば豆ねこ包丁シリーズは、「豆ねこ包丁」として、現在の豆ねこママの販売からスタートしました。

運良くオリジナル製品の販売が可能となり、私が書いたロゴをレーザー加工する事と、私が加工の最後の処理と刃付けを行う事で、販売をさせて頂きました。

多くのお客様から、この包丁の使いやすさと切れ味の良さを体感頂き、最後まで高評価で終わる事が出来ました。

メンテナンスに関しましては、当店で行っており、刃付けのやり直しだけではなく、面全体の修正整形からも可能可能です。

もちろん、サビや欠けに対する修正や、歪取りなども行えます。

また、必要に応じて、レーザー加工のやり直しも出来ますので、面から削り直したり、磨きを強く入れる必要があり、ロゴが消えた場合でも、綺麗に入れ直す事が出来ますので、その辺りもご安心ください。

 

2024年12月27日 (金)

どうしようもないです

ある刃物で、どんなに研ぎを直しても、欠けが止まらないとおっしゃる方が、結構いらっしゃいます。

それぞれで問題点は違うのですが、研ぎと使用をそれなりに理解している事を前提としてお話すると、解決が難しい事もあります。

その理由は、刃物自体にある場合です。

鍛造や熱処理の影響により、組織崩壊をしているような状態の場合、どこからどこまでが欠けのゾーンに属すのか分かりませんし、解決策はないとも言えます。

とにかく欠けなくなるまで、研ぎ進めるという方法しかないので、神経もすり減らされます。

焼き戻しを更に行えば、止まる事もあるようですが、変に焼き戻しを強く行い、性能が大きく落ちる可能性もあるので、それはある意味賭けです。

あとは、場合によっては、まず購入先にご相談をして、購入から間もなければ、場合によっては交換対象になる事もあるでしょう。

また、メーカーの方で、焼き戻しを改めて強めに行って頂くなど、そういう事が出来るところもあります。

刃物は100%の性能保証がされている所の方が少ないので、どこで買うのか、誰に加工を依頼するのかは、非常に重要な選択となると思います。

 

2024年12月26日 (木)

ショック

先日、新しく出したばかりの道具を、運悪く壊してしまいました。

一日中使えば、数日で使用が終わるような道具ではあるのですが、出したばかりだったので・・・。

何がショック化と言えば、自分のミスでそうなってしまった事です。

金額の問題もそうですが、失敗が無ければ、当たり前に使えていた物を、そのまま使用できなくしてしまった事が、何より悲しい事です。

仕事は続けて進めないといけないので、次のものを出しましたが、壊したものを当分の間は目の付く所に置いて、自分の戒めにします。

普段使っている用途にはもう使えませんが、その他の方法で何か使えないか考えてみます。

 

2024年12月25日 (水)

面倒でも頻繁に・・・

研ぎを面倒だと思う方は、切れなくなって仕方なく研ぐという方も多いようです。

しかし、切れなくなってからでは、刃の復活は大変ですから、早めに研ぎを行いましょう。

それがどのくらいかは、人により違いがあると思いますが、簡単な説明をするなら、切れ味が落ちてきたと感じた程度で、早めに研ぎを行う事をおすすめ致します。

切れ味の低下は、切れ方に対するストレスの始まりでもあり、まだいけると思って使う続ける間は、刃物にとっても良く無い事です。

切れない状態で刃物を使う事に慣れると、腕が上がると思っている方がいらっしゃいますが、切れないものを無理に切る悪い癖をつけてしまうので、切れる状態で適切に使う腕を付ける方が、先の事を考えると正解だと思います。

腕でなんとかなる範囲もあるかもしれませんが、切れ味の良い刃物でちょっと上手く使う方の方が、明らかに切る事には良い結果になる例も多いので、腕に頼るのは無駄ではないと思いますが、切断するものへの抵抗により、素材を傷める可能性があるところも、少し気にしてみてください。

 

2024年12月24日 (火)

そんな事では刃は復活出来ません

革砥を使って、刃を復活していると思っている方が、結構いらっしゃるのですが、それは違います。

刃に付いた汚れを落とし、刃先を整えるのが目的で、切れ味が低下した刃物の刃を付け直す事が出来る程、削る力は持ち合わせていません。

また、革砥に研磨剤を付け、一生懸命に擦り続ける方もいらっしゃるようですが、それだと刃が丸くなる一方ですし、時間も相当かかりますから、最初から研ぎ直した方が早いし確実です。

切れるようになったと感じるのは、それまでが良くなかった事による影響ですから、刃の復活ではありません。

刃を整える意味では、薄い刃の場合、まくれが出始める事もあるので、それを整える事で、刃が素材を傷めたり、線を付けてしまう事も防げる場合があるので、そのような範囲で考え、状態に合わせて軽くだけ使うのが、間違いの無い考えと使い方です。

現代には良い砥石が沢山ありますから、研ぐ事を最優先で考えてみてください。

 

2024年12月23日 (月)

裏方仕事なので

私がやっている刃物研磨の世界は、あくまでも裏方仕事です。

皆さんが刃物を使用する事をサポートし、気持ち良く刃物をお使い頂いたり、安心してご使用頂く為の技術や知識を持っています。

使い手側は表と考え、私はあくまでも裏ですから、裏方に徹していますが、目立つ行動をしないのはその為です。

暇があるならば、知識や技術の向上に努め、色々な勉強や研究を重ねる事が、一番重要な事だと考えています。

目立つ行動をすれば、現代ではお客様は多く集まるかもしれませんが、その時だけではなく、永くご利用を頂く意味でも、地道な仕事の形を貫いています。

色々なご依頼があり、中には表に出るお話もありましたが、そういう理由でお断りを続けています。

やるべき事は大事な技術をどんどん進化させ、お客様に喜んで頂く事なので、研究費はそれなりに多くかけています。

私は「研師」という言葉を使いませんし、「ただの研ぎ屋」といつも言っていますが、名目より大事なものが沢山あると思っています。

身近でありつつも、刃物の事で何かあれば・・・と思って頂ければ、私はそれだけで満足です。

 

2024年12月22日 (日)

評価は上々でした

新しく作ったヘアライン仕上げの細目ですが、これはかなりの高評価でした。

荒目と比べると、下地をしっかり作って滑らかにしないと、凸凹が目立ってしまうので、結構神経を使います。

そこからの発展で、光沢を強くする事も可能ですし、十分にデータは取れたので、これは導入していきます。

その上の極細も用意しようか迷っていますが、需要がありそうであれば、作ろうと思っています。

しかしそこまで行くと、下地を相当細かく仕上げる必要性も出てくるのと、光沢が強く出やすくなるので、磨きとの差があまりなくなりそうなので、刃物の種類に合わせて、部分的な導入になるかもしれません。

ここ数年はヘアライン仕上げの荒目が人気ですが、比較的細かい方面のご要望も少しずつ増えてきてはいるので、もう少し発展をさせてみます。

 

2024年12月21日 (土)

刃物がおかしい

刃物の研ぎのご依頼で、ご自身で研ぎを行う方の場合、上手く刃付けが出来ない、というお話は多いです。

お客様の研ぎがおかしい場合ももちろん多いのですが、刃物がおかしい事もかなり多いです。

元々の精度が悪く、まずは調整が色々と必要なケースの場合、頑張って研げば研ぐ程に悪化していきます。

また、色々ズレたままで研ぎで直そうとすると、触ってはいけない場所が研がれている事がほとんどなので、直しが完全に行えない事もあります。

とにかくおかしいと思ったら、当方のように修正整形を得意とするようなところへ、確認と調整のご依頼をなさってください。

許容範囲がどのくらいなのか、頼む先によって異なりますので、今より悪化したり、直せない所には依頼しないように気を付けてください。

悪化して戻ってくると、それこそ直せなくなります。

 

2024年12月20日 (金)

牛刀は売り切れました

今月末で販売終了となります「豆ねこ包丁シリーズ」ですが、豆ねこパパ(牛刀)は本日売り切れとなりました。

24日(火)の注文分までは、受注生産としてご注文をお受け致しますので、お早めにご注文の確定まで進めてください。

入荷次第のお渡しとなりますが、納期未定での発注となってしまいます事を、予めご了承ください。

更新現在で、豆ねこママ(三徳)と豆ねこチビ(ペティ)は在庫が数丁ずつあり、刃付け次第のお渡しが可能ですので、お早めにご注文ください。

他の仕事の関係で、刃付け済みのご用意が出来ていない場合もありますので、ご来店でのご注文の場合には、予めお問い合わせの上で、ご注文品の確保を頂く事をおすすめ致します。

 

2024年12月19日 (木)

それなりに金額は必要です

刃物と研磨(研ぎも)はどうしてもそれなりの金額が必要になります。

最低限度の金額でと思うと、質のよい所に当たらず、結局不満になるケースが多いようです。

必ず高ければ良い訳でもありませんし、謳い文句が全てではないので、どこでどういう金額になっているのかは、よく吟味する必要があります。

私自身も色々な刃物を購入したり、道具を購入する機会はありますが、昔に比べると冒険はあまりせずに、ある程度の所での安定した性能を求めるようになりました。

冒険をしてでも見つけたいものが、あまりないというのも理由ではありますが、良い物がどういうものなのか、見る目が付いて来たのはもちろんあります。

実際に購入して使った方の意見も良く見ますが、その方の発言でどのくらいのレベルの方なのかも、ある程度は見えてくる事もありますので、そこからの意見の良し悪しを見て、悪い評価が逆に良いものである場合もあると考えています。

誰の何を信用するのかは、難しい問題ですから、真実と言えるものを探し当てるのは、本当に苦労が終わり無く続きます。

 

2024年12月18日 (水)

洗って拭いてもサビる?

以前に何度かご相談があったのですが、包丁を洗って水気を拭き取ったのに、翌日細かい点のようにサビていたというお話がありました。

この原因は、洗い足りていない場合や、水気の拭き取り不足です。

また、使用中にもう見えないサビが出始めていて、それがあとで成長した可能性もあります。

タオルで拭き取るのは、綺麗に洗ったタオルで、柔軟剤を使っていないものが適切ですが、何度も使い続けていると、吸水力がかなり落ちてしまい、上手く拭き取れていない可能性もあります。

そういった意味では、タオルで拭き取るのと、ティッシュなどで最後に確実な拭き取りを行う事も、安心材料になるかと思います。

また、錆びやすい鋼の包丁の場合、使用中に見えないサビが出始める事もありますので、洗って拭いたから大丈夫という訳でもありません。

だからといって、昔に良く行われていたクレンザーなどの研磨剤を含む洗剤で擦ったり、硬い研磨剤の付いたスポンジなどで擦る事は、刃の消耗にも繋がる事がありますし、かえって傷を付ける事で、次回以降の使用で錆びやすくなる事もあるので、色々な事を考えて、適切な使用と管理をと思います。

細かい金属磨きなどで、綺麗に毎回磨いて保管する方も中にはいらっしゃいますが、金属磨きに含まれる溶剤は臭いが出る事もあるので、確実に洗う為には、水スポンジ(激落ちくん等)を使うなども有効です。

これらの状況を踏まえて使用しても、ご不安がある方や、どうしても錆が出てしまうとおっしゃる方は、ご相談ください。

現状の状態をまずは打開しないと、改善が無理なケースも多いので、まずは表面をきれいにして見るのも意味があると思います。

 

2024年12月17日 (火)

小さい刃物と大きな刃物はどちらの研ぎが難しいのか?

以前にご質問を頂いた内容で、刃物の大きさによる大変さの事がありました。

結論から言うと、どれも大変です。

小さい刃物の場合、作業時間は短めで終わる事が多いですが、一瞬で目に入るサイズである以上、ズレは明確に見えますし、研ぎのズレも一目瞭然です。

そして切れ味に関しても、部位ごとの違いは許されません。

逆に大きい刃物の場合、作業時間は長くなりますから、その時点で大変さがあります。

重さの影響があるのはもちろんですが、長い刃物の場合、分割をして研ぐ事になりますから、部位ごとにばらつきが出やすいのですが、それを綺麗にまとめるのが特に難しいです。

総合的に見て、作業が大変なのは、大きい刃物の方ですが、これは作業代金と納期でもやはり違いが出ますので、こういった大変さはなんとなくはご理解頂けると思います。

特に、それぞれの刃物業界において、通常では使われないサイズ品の場合、研磨や研ぎの取り扱いをしていない所も多くありますが、長い分だけ割り増しをしても、割に合わないという話も良くありますので、「大変さ+難しさ」が重なりますから、技術力があったとしても、それなりのプレッシャーはかかってきます。

そもそもそういう刃物をお使いの方は、こだわりも強いはずなので、並の作業ではご満足されない事が多いと思いますし、それ相応の技術が無ければ、対応をして取り返しのつかない事になる場合も当たり前にあると思います。

よくあるのは、和包丁の長いものが出来るかというお問い合わせですが、一般的に刺身系の包丁で、9寸(27cm)、尺(30cm)、尺1(33cm)が多い中、最長で尺6寸(48cm)の物までご依頼をお受けした事があります。

長物の加工は、そもそもの慣れも必要で、尺程度の長さが普通に出来ても、長物になるとまともに出来ない例は多いので、当方のようにそういったご依頼も普段からお受けしている所の方が、確実で安心かと思います。

それ以外でも、尺2(36cm)や尺3(39cm)は、比較的多く扱いますし、日本刀となると、当たり前のように2尺4寸(約74cm)くらいのサイズは作業していますので、長物には特に慣れているという所はあります。

このように、特に長物の研磨や研ぎをご依頼される場合には、色々と考えてご依頼先を選定なさると良いでしょう。

 

2024年12月16日 (月)

年末年始の休業のお知らせです!

今年の年末年始の休業の日程をお伝え致します。

12月30日(月)~1月4日(土)までがお休みです。

その期間中は表の業務は全てSTOP致しますので、「メール等のご連絡、ご来店対応、お荷物の受け取り、発送業務」は出来ませんのでご注意ください。

1月の営業再開より、順次対応を致します。

期間中は対応が出来ず、ご迷惑をお掛けしますが、何卒ご理解とご了承の程、宜しくお願い申し上げます。

年末の営業は12月29日(日)までとなり、1月は5日(日)から営業を開始いたします。

HPのTOPにも記載がありますので、覚えておいていただければと思います。

 

2024年12月15日 (日)

早速ご注文を頂いています

先日、豆ねこ包丁シリーズの販売が終了するという事で、色々なところで書かせて頂きましたが、ご注文を頂きました。

まだ在庫は多少残っていますから、まだご注文で早めのお渡しが可能ですが、在庫がかなり少ないものもありますので、ご注文数によっては、最後の発注から入荷待ちとなります。

来週の前半~中旬までには、最終発注の予定となっていますので、それまで確実にご注文ください。

 

2024年12月14日 (土)

興味

刃物や砥石や研磨の世界に興味を持って頂けるのは、同業界の者としては大変ありがたく思っています。

色々と面倒で難しい世界ですから、誰でも簡単に・・・とは決して言えず、才能社会ですから、食べて行くのはかなり大変です。

それでも将来を見据え、この世界に入って来る人はそれなりにいるようですが、多くは途中で挫折をして辞めて行きます。

技術職はどこでもそうですが、上を目指せば、才能や努力の問題などで、進みたくても進めない人はいます。

そして、一生の勉強や研究がずっと続いていきますから、今与えられた仕事だけ出来れば、それで一生食べて行かれる訳ではなく、覚える事や学ぶ事は山のようにありますし、時代に合わせて変化もしますから、簡単ではありません。

それっぽい感じにはなっても、人が触ればその違いが分かってしまい、どう判断されるかの部分が大きいので、成長には教わる為の間違いない指導が出来る人が必要になりますが、そういう人もかなり少ないのが現状です。

凄い技術をもった方や、総合的な技術を持つ人もいますが、どれだけでは一流のプロとは呼ばれません。

職人として仕事をするか、作業員として仕事をするかで、技術の世界は分かれていると考えていますから、まともな技術者として残りたいと思えば、全てをかけて職人になる事が大切だと思います。

色々な業界の本当の意味で優れた方と、お話をする機会が今まで何度かありましたが、そういった方達は全てをその仕事にかけて生きています。

才能と努力がまとまってそこにあれば、それだけで認められる訳でもなく、更に研究なども必要になりますから、遊んでいる時間などありません。

ただ興味だけで多くの人がやって行かれるような業界ではないので、それなりの覚悟は必ず必要になります。

 

2024年12月13日 (金)

販売を終了致します。

長年販売を続けて来ました「豆ねこ包丁シリーズ」ですが、製造元の影響により、年内で販売を終了となります。

12月の注文分までは、製造入荷が可能となっていますので、ご注文に合わせて今月の下旬に最終注文を行い、来年のどこかで入荷を致します。

現在の在庫は少ないですが、刃付けが終わり次第で直ぐにお出し出来ます。

それ以降は入荷次第のお渡しとなります。

それでも宜しければ、是非ご注文を頂ければと思います。

最終注文として、ご予約分以外で在庫を多く注文しておく予定はありませんので、12月が最後の入荷販売となります。

今後の為にと思う方は、余分に複数丁ご注文を頂いてももちろん大丈夫ですから、遠慮なくご注文ください。

なお、今後は他の製品の取り扱いも検討していますが、入荷先が決まらない状態となっており、今の所はオリジナル包丁の販売は未定となります。

メーカー品等での入荷は、別途検討をと思っておりますが、ひとまず状況のお伝えを致しておきます。

 

2024年12月12日 (木)

変な筋が入る

砥石での研ぎで、研いだ面に変な筋が入る物が、今までの経験で結構ありました。

それについて、お客様からもご相談を頂いた事があります。

その砥石の傷の入り方によりますが、一部だけ荒く線が出たり、そこだけザラザラするような感覚があれば、それは研いだ面だけではなく、刃先にも必ず影響が出ています。

過去に色々な実験をした事で、これが面だけなのか、刃先にもなのか、問題となるかを判断するためのテストを行って、結論付けました。

全てにおいて完全体にいつでもなる砥石は無いかもしれませんが、普段からそういった研いだ面になる砥石は、ほぼまともに研げないという扱いにして、使用を避けるようにしています。

しかしその手の砥石は、意外と研磨力が高い事も多いので、好んで使う方もいらっしゃって、使いたくなる気持ちは分かりますが、なるべく使用を避けた方が良いでしょう。

例えば#12000まで仕上げるとして、#1000がそういう感じの研ぎで荒れる砥石だったとしましょう。

その場合、#1000で研いでもまだ先に、#2000や#5000があるからと、そう考える方も多いようですが、#1000で研いだ傷ではない荒さの傷がついているという事は、その上の#で簡単に取り除く事は出来ません。

つまり、その荒れた刃先もほぼそのまま残ってしまうので、引っかかる切れ味になってしまう可能性が高いです。

そうなると、頑張って研いだことが無駄にもなりますので、効率だけを考え、その砥石を使う事は、マイナスでしかないとも言えます。

一段階ずつ、確実に研いで進めて行けば、一度で終わる研ぎですし、その方がやり直さない時間や安心感もあるので、避けて行った方が良いと私は思います。

 

2024年12月11日 (水)

折角の素材だからこそ・・・

刃物の切れ味で、素材は良くも悪くもなります。

包丁で食材を切った場合、その切り口によっての味の違いがある事は、皆さんご存じの事でしょう。

これはもう現代では、当たり前に周知されているお話だと思います。

また、鉋で木材を削った際に、綺麗な仕上がりになっていると、表面の傷みが出にくい事も知られています。

他にも色々とありますが、切れる状態で切って、損はありません。

プロじゃないから・・・や、別に切れ味に頼ってないから・・・、とおっしゃる方も稀にいらっしゃいますが、実際の現状と研ぎや刃物が変わって、どれくらい結果が違って出るのかを知ると、その違いの大きさに驚くと思います。

以上なまでの金額をかける必要はありませんが、最低限度として、ある程度の状態の維持をしないと、折角刃物を使う場面の良さが全く生きてこない事になります。

ご興味のある方は、今の状態との違いの判断として、一度だけのご利用だったとしても、是非体験をして頂きたいと思います。

特に、刃物はそれなりのものをお使いという方は、状態良く使わないと意味はないので、それに合わせた研ぎを是非体感してください。

 

2024年12月10日 (火)

毎日凍結しています

最近は最低気温が下がってきていて、毎日のようにほぼマイナス何℃という状況です。

雪は年間に多くても、わずか数回程度ですから、さほど気にしてはいませんが、怖いのはやはり凍結です。

その為だけに毎年スタッドレスタイヤを履いているとも言えます。

朝の7時過ぎでも、外に置いてあるものや車は結構凍っています。

日が昇る前であったり、一日中で日の当たらない道路を通らない限り、ずっと凍ったままという事は無いと思いますが、道路は凍結が始まっています。

お店の前は坂道となっていまして、冬場になると下の方で登れなくなって立往生している車も多く出る事があり、雪の影響だけでなく、雨の後の日は路面凍結も普通にありますので、ご来店の際には十分にお気を付けください。

 

2024年12月 9日 (月)

まともな研ぎは明らかに違います

研ぎについてのお話をしていると、色々なやり方をお聞きする事が出来ますが、流れを聞いてご質問をして回答を頂くと、良く無い部分がそれだけでほぼ分かってきます。

何に対しどれだけの事を考えながらやっているのかで、まず大きく変わってくるのですが、それ以外にもやっているつもりと出来た結果の違いもありますので、自分で出来ているはずなのに・・・を直していかないと、いつまでも改善は出来ません。

上手くいかない理由は、良く無いところがあるからです。

結局のところ、結果が全てですから、やっているつもりや、出来ているはずではダメなので、結果をしっかりと見て、今の自分を受け入れる事が大切です。

成長が早い人の特徴は、人の言葉や行動を見て学ぶ力が多く、改善点を早く見つけてそれを直す事ができる点にあります。

また、分からなくなった時や、上手く出来ないと判断した場合に、聞く相手を間違わないのもポイントです。

ちょっと上手い先輩に聞いたり、同じ趣味の友人に聞いて、それが間違っていたとしたら、その先は恐ろしい事になります。

同じように、教室やスクールで習った事が、間違いであったとしたら・・・。

レベルの違いが大きく存在していますので、そういった場面では、間違いの無い方に聞いてから、これで行ける!と思わないといけないというのは、どんな分野でも同じ事だと思います。

それっぽいものに惑わされない事が、とにかく大切なので、まずは人を選ぶ能力も必要になってきます。

 

2024年12月 8日 (日)

刃角の適正

刃物ごとに刃物の研ぎ角度について、このくらいが良いと言われているものがあります。

はっきりしているのは、鉋が台に収まっていて、削る木材によって刃角を変えた設定のもので、削りを変えて行くような事です。

それを、包丁であったり、鋏であったり、剃刀などでも、使いやすい事や機能性を考え、刃角を設定していきます。

そこで考えるべき事は、同じ形の刃物であっても、それぞれ性能が異なるので、個別の設定が必要な場合はありますが、切断物に対して刃角の違いで作用が変わる部分を重視するのであれば、大体の角度は見えてきます。

こういった研究も、過去に色々と行いましたので、それが体に染みついている部分はありますが、近代は刃物自体の性能が変わってきた事で、過去には想定としてこうしたいが出来なかった部分が、可能になった範囲もあります。

逆に、過去は良くある設定で良かったものが、近代ではその設定だとかえって良く無い部分も出てきているのは事実です。

結局のところ、良し悪しの考えは個人次第だと思いますが、総合的に幅広く考えた場合、その有効性をどこに合わせるかで、相性の良い刃物も決まってきますから、自分の思う研ぎとそれに合わせた刃物選びというのも、一つの選択の方法かもしれません。

 

2024年12月 7日 (土)

刃物の良さを今一度考えてみましょう

以前よりずっとお話をしている事ですが、近年は硬すぎる刃物が増え、まともに研げない状態で苦労されている方が多いです。

その反面、色々と砥石にお金をかけ、高硬度に対応できるようにしている方は、その硬度のおかげで切れ味や永切れを手にしている部分もあります。

私自身の考えとしては、研いで使う物である以上、あまりにも研ぎにくいものは、使って研いでを繰り返す際に、どうしても面倒で手が伸びなくなる傾向があると認識をしていますので、研ぎやすさは残す事は大切であると考えています。

昔は砥石で研げる硬度で製造する事が重要で、それが刃物性能のバランスと一致した部分があり、上手く成り立っていたと考えています。

現代では、刃物の進化が進む一方、砥石はダイヤに頼らざるを得ない状態になりつつあり、色々と苦しい部分が出てきています。

単純な硬度だけではなく、耐摩耗性も考えると、そこにあるのは研ぎ滑り問題でもあるので、硬度が低めであっても、研げないという現象には変わりなく、苦労をする事も変わりありません。

当たり前に砥石で研いで、当たり前に切れ味が出る事は、非常に重要な事でありますから、それに準じた硬度や研ぎやすさというのを、今後はどれだけ残して行かれるかというのは、大きな課題だと思います。

また、古い時代のダイヤモンド砥石は、初期から使い物にならないような品も数多くありましたが、それ以上に現代では使える製品が少なくなってきている事や、人造砥石と比べると、どうしても金額が高くなる部分がありますから、刃物に使う金額ばかり上げずに、砥石に対しての金額も多く使うよう、方向転換は必要かもしれません。

人造砥石とダイヤモンド砥石のそれぞれの良さを、複合的に持ち合わせた製品が出て来れば、それはまた新しいジャンルのダイヤモンド砥石として、幅広く活躍してくれると思っていますが、そういった製品の製造は難しいのでしょうか?

人造砥石とダイヤモンド砥石は、完全に離れて考えられていますから、一つにまとめた考えを持ち、それを製造してくれるところは無いのでしょうか・・・。

 

2024年12月 6日 (金)

組織が荒れている刃物

数多くの刃物を触った事がある方でも、稀に刃物組織の荒れをご存じない方もいらっしゃいます。

多く触っていると、ほとんどの方は経験があるのですが・・・。

これは実使用での体感的な話ですから、感覚が鋭い方とそうではない方がいらっしゃる事や、研ぎ自体がそれなりに出来ていないと、どれも似たような結果になる事はあります。

顕微鏡でも覗けば一目瞭然ではありますが、それは実使用としての結果ではないので、そういったもので覗く事よりも、研いで使って体感する事が大切です。

異常なまでに超仕上げとして仕上げきらないと分からない結果もありますが、多くは中仕上げレベルでも大体は見えます。

どうも切断面がざらつく感じがするとか、切断面に線が入るような見た目があるとか、切っている時になんとなく引っかかる感じがするなど、それらは組織の問題の可能性もあります。

先ほども記載をしましたが、研ぎ自体がそれなりに出来ていなければ、その判断は間違っている可能性がありますから、まともに研ぎが出来る方に依頼をして、安定した研ぎでの確認を必ずしてください。

そうでなければ、刃物を無駄に悪い物という扱いをしてしまう事になり兼ねません。

組織の荒れが良く見られるのは、低級の鋼を使っている場合や、熱処理で温度帯を上げ過ぎたり、冷却が冷えすぎているなどで、組織に負担がかかった場合に多いようですが、それは鋼系でもステン系でも同じだと思います。

あとは鍛造の場面での上手い下手もはっきり出る部分ではあるようです。

粉末系に関しては、組織の良し悪しではあまり語られる事はない部類なので、言及を避けますが、粉末系でももちろん組織の良し悪しはあります。

組織が荒れた刃物は、繊細な作業用には向かないので、その時は万能使い用として気兼ねなく使える範囲に位置させると、性能を気にせず使えると思います。

 

2024年12月 5日 (木)

締りすぎた刃物は危険です

熱処理により刃物は締まり与えられ、硬度が上がります。

そのままだと破損しやすいので、硬度をある程度落としつつ、靭性を与える為に、焼き戻しを行います。

それでも締まった状況が高すぎる場合、亀裂が出やすくなったりします。

鍛造品の場合、亀裂が出やすいとされる事もありますが、それは鍛えによる負担が部分的に大きくなっていたり、鍛造で鍛え上げられた状態で極度の熱処理をしてしまうと、緊張感が高まりすぎる事もあるなど、その影響も関係します。

それは特に炭素鋼で起こりやすく、和包丁で言えば白紙の水本焼は割れやすいとされますが、近年のものは硬度が高く焼き入れされ過ぎているケースが多く、歪取りが怖くて出来ないような硬さになっていて、研ぎでも砥石を弾くような物もあったりしますから、やり過ぎ感があります。

それが冬場の冷え込みにさらされると、それだけで割れになる事もあります。

刃線に対し直角に真っ直ぐ入るような亀裂は、この手のものが特に多いとされていますが、刃物が動く事でも焼に入った部分には負担となりますから、状況を見ながら刃物を研いで使って行きましょう。

 

2024年12月 4日 (水)

今年も締め切り時期の発表です!

年末年始の休業のお知らせを、HPのTOPに記載致しましたので、ご利用予定のお客様は、是非ご確認ください。

毎年「一般刃物の年内納期をお約束できる期間」を発表していますが、今年も設定をしました。

ご報告が遅くなってしまって申し訳ありません。

年内納期が可能なのは、「12月17日(火)までにご依頼を確定」頂いた方とさせて頂きます。

ご依頼の確定は、作業を進められる状況になりますので、先払いとなるお支払い方法や作業内容の場合には、お支払い済みが条件に含まれます。

なお、特別に内容を指定でのご依頼の場合は、特注扱いとなり、納期未定となりますので、年内は難しい可能性があります。

ですので、一般的な範囲でのご利用までとなります事を、予めご了承くださいませ。

 

2024年12月 3日 (火)

かなり高い割合です

包丁の研磨や研ぎのご依頼の際に、柄やハンドルに対し簡単に掃除を行っています。

ただ洗っても落ちない汚れは、水スポンジを使ったり、耐水ペーパーを使ったりもします。

傷が全く無いようなレベルの柄やハンドルが相手の場合には、傷を付ける訳にはいきませんから、色々と手の込んだ事が必要になります。

お客様からご要望が無い限り、傷をあえてつけようとはしませんが、ついてしまっても仕方がない事は前提として、汚れは出来る限り落とします。

その理由は、単純に不衛生という事です。

ブレード部には一切汚れやサビが無いのに、柄やハンドルに蓄積汚れが見られる例は多々あります。

手で握って使う場所ですから、汚れた手で触れば、ブレード以上に不衛生になる事もあります。

プロと素人いずれも関係なく、汚れが付着している方は結構多くいらっしゃいますから、ご自身の包丁の柄やハンドルを良くご覧になってみてください。

部分的に水を弾いたり、手触りが違う場所があれば、それらも汚れの可能性があります。

私が包丁を使う際には、汚れた手では包丁は一切握らない事にしているので、特別に汚れが付着する事はありませんが、それでも定期的に水スポンジで洗ったりしていますし、傷が気になる場合には、荒めのバフをかける事もあります。

包丁は衛生管理が大事な調理道具ですから、日頃から十分に気にしていてくださいね。

なお、表面の色目が変わってしまったり、傷がついてしまった場合や、汚れをごっそり綺麗にとおっしゃる方には、削りと磨きのセットを有料ではありますが、特別に対応させて頂いています。

各種包丁研磨のページに、柄やハンドルの削りや磨きについての金額が出ていますので、必要な場合にはご利用ください。

汚れの蓄積がそれなりにあり、手作業ではむずかしい場合でも、特別多くの削りが必要な訳では無く、表面の整え程度として中目のヘアライン程度までの磨きで宜しければ、作業の中に含めて対応を致しますが、それ以上となる場合には、注文としてのご依頼になります。

必要に応じてご相談頂ければ、無料の範囲で可能か、有料作業とさせて頂くか、お見積りを致します。

 

2024年12月 2日 (月)

切れないのが悪いのではなく、切れない状態にしているのが悪いのです

刃物が切れない事に対し、色々と不満をおっしゃる方は多くいらっしゃいますが、その刃物がまずどうなのかです。

良品であれば問題なく実用的な研磨や研ぎで良い状態に出来ます。

しかし、その刃物として不足が多くあれば、あまり期待は出来ないでしょう。

購入当初がまずどのくらいの研磨や研ぎがされていたのかや、現在の状態がそれと比べてどうなのか。

自分の思う研ぎがしっかりされているのかまで考えると、ご希望の範囲が見えてくるでしょう。

出来る事をやってある刃物は、気持ち良く使う事が出来ますし、管理不足であれば、それは不快な場合もあるでしょう。

刃物を自分で所有する以上、刃物が切れない事を悪とせず、切れない状態にしてしまっている事を悪と考えましょう。

そうしないと、刃物が悪いような感じになり、かわいそうだと思います。

全てにおいて最高である必要はありませんが、使えるレベルにしっかり収めてあげる事は大事だと思います。

 

2024年12月 1日 (日)

刃物が無かったら・・・

私は刃物がもしこの世に無かったら?と、たまに考える事があります。

生活の中に当たり前のように存在している刃物ですが、もしその刃物達が無かったら・・・。

世の中で切り口が綺麗になる必要性のあるものは多数あり、これは刃物の性能や切れ味のおかげで成り立っています。

手作業で使う刃物だけではなく、機械に設置して使う刃物ももちろんです。

刃物を作り使う事に関しては、ずっと長い年月をかけてアップデートされてきましたが、それが今でも続いている事を考えると、本当に必要なモノなのだと思います。

砥石も勿論同じです。

砥石が無ければ刃物は生きてきませんから、刃物と共に進化を続けている事に、大きな必要性を感じています。

この先3年後や5年後、更にもっと先の何十年後に、刃物や砥石がどう進化しているのか、それが非常に楽しみです。

刃物や砥石は意識しなくてもそこに存在していますから、これからも大切に考えて行きたいと思います。

 

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