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2024年12月 5日 (木)

締りすぎた刃物は危険です

熱処理により刃物は締まり与えられ、硬度が上がります。

そのままだと破損しやすいので、硬度をある程度落としつつ、靭性を与える為に、焼き戻しを行います。

それでも締まった状況が高すぎる場合、亀裂が出やすくなったりします。

鍛造品の場合、亀裂が出やすいとされる事もありますが、それは鍛えによる負担が部分的に大きくなっていたり、鍛造で鍛え上げられた状態で極度の熱処理をしてしまうと、緊張感が高まりすぎる事もあるなど、その影響も関係します。

それは特に炭素鋼で起こりやすく、和包丁で言えば白紙の水本焼は割れやすいとされますが、近年のものは硬度が高く焼き入れされ過ぎているケースが多く、歪取りが怖くて出来ないような硬さになっていて、研ぎでも砥石を弾くような物もあったりしますから、やり過ぎ感があります。

それが冬場の冷え込みにさらされると、それだけで割れになる事もあります。

刃線に対し直角に真っ直ぐ入るような亀裂は、この手のものが特に多いとされていますが、刃物が動く事でも焼に入った部分には負担となりますから、状況を見ながら刃物を研いで使って行きましょう。

 

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