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2024年12月17日 (火)

小さい刃物と大きな刃物はどちらの研ぎが難しいのか?

以前にご質問を頂いた内容で、刃物の大きさによる大変さの事がありました。

結論から言うと、どれも大変です。

小さい刃物の場合、作業時間は短めで終わる事が多いですが、一瞬で目に入るサイズである以上、ズレは明確に見えますし、研ぎのズレも一目瞭然です。

そして切れ味に関しても、部位ごとの違いは許されません。

逆に大きい刃物の場合、作業時間は長くなりますから、その時点で大変さがあります。

重さの影響があるのはもちろんですが、長い刃物の場合、分割をして研ぐ事になりますから、部位ごとにばらつきが出やすいのですが、それを綺麗にまとめるのが特に難しいです。

総合的に見て、作業が大変なのは、大きい刃物の方ですが、これは作業代金と納期でもやはり違いが出ますので、こういった大変さはなんとなくはご理解頂けると思います。

特に、それぞれの刃物業界において、通常では使われないサイズ品の場合、研磨や研ぎの取り扱いをしていない所も多くありますが、長い分だけ割り増しをしても、割に合わないという話も良くありますので、「大変さ+難しさ」が重なりますから、技術力があったとしても、それなりのプレッシャーはかかってきます。

そもそもそういう刃物をお使いの方は、こだわりも強いはずなので、並の作業ではご満足されない事が多いと思いますし、それ相応の技術が無ければ、対応をして取り返しのつかない事になる場合も当たり前にあると思います。

よくあるのは、和包丁の長いものが出来るかというお問い合わせですが、一般的に刺身系の包丁で、9寸(27cm)、尺(30cm)、尺1(33cm)が多い中、最長で尺6寸(48cm)の物までご依頼をお受けした事があります。

長物の加工は、そもそもの慣れも必要で、尺程度の長さが普通に出来ても、長物になるとまともに出来ない例は多いので、当方のようにそういったご依頼も普段からお受けしている所の方が、確実で安心かと思います。

それ以外でも、尺2(36cm)や尺3(39cm)は、比較的多く扱いますし、日本刀となると、当たり前のように2尺4寸(約74cm)くらいのサイズは作業していますので、長物には特に慣れているという所はあります。

このように、特に長物の研磨や研ぎをご依頼される場合には、色々と考えてご依頼先を選定なさると良いでしょう。

 

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