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2024年12月 6日 (金)

組織が荒れている刃物

数多くの刃物を触った事がある方でも、稀に刃物組織の荒れをご存じない方もいらっしゃいます。

多く触っていると、ほとんどの方は経験があるのですが・・・。

これは実使用での体感的な話ですから、感覚が鋭い方とそうではない方がいらっしゃる事や、研ぎ自体がそれなりに出来ていないと、どれも似たような結果になる事はあります。

顕微鏡でも覗けば一目瞭然ではありますが、それは実使用としての結果ではないので、そういったもので覗く事よりも、研いで使って体感する事が大切です。

異常なまでに超仕上げとして仕上げきらないと分からない結果もありますが、多くは中仕上げレベルでも大体は見えます。

どうも切断面がざらつく感じがするとか、切断面に線が入るような見た目があるとか、切っている時になんとなく引っかかる感じがするなど、それらは組織の問題の可能性もあります。

先ほども記載をしましたが、研ぎ自体がそれなりに出来ていなければ、その判断は間違っている可能性がありますから、まともに研ぎが出来る方に依頼をして、安定した研ぎでの確認を必ずしてください。

そうでなければ、刃物を無駄に悪い物という扱いをしてしまう事になり兼ねません。

組織の荒れが良く見られるのは、低級の鋼を使っている場合や、熱処理で温度帯を上げ過ぎたり、冷却が冷えすぎているなどで、組織に負担がかかった場合に多いようですが、それは鋼系でもステン系でも同じだと思います。

あとは鍛造の場面での上手い下手もはっきり出る部分ではあるようです。

粉末系に関しては、組織の良し悪しではあまり語られる事はない部類なので、言及を避けますが、粉末系でももちろん組織の良し悪しはあります。

組織が荒れた刃物は、繊細な作業用には向かないので、その時は万能使い用として気兼ねなく使える範囲に位置させると、性能を気にせず使えると思います。

 

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