« 折角の素材だからこそ・・・ | トップページ | 販売を終了致します。 »

2024年12月12日 (木)

変な筋が入る

砥石での研ぎで、研いだ面に変な筋が入る物が、今までの経験で結構ありました。

それについて、お客様からもご相談を頂いた事があります。

その砥石の傷の入り方によりますが、一部だけ荒く線が出たり、そこだけザラザラするような感覚があれば、それは研いだ面だけではなく、刃先にも必ず影響が出ています。

過去に色々な実験をした事で、これが面だけなのか、刃先にもなのか、問題となるかを判断するためのテストを行って、結論付けました。

全てにおいて完全体にいつでもなる砥石は無いかもしれませんが、普段からそういった研いだ面になる砥石は、ほぼまともに研げないという扱いにして、使用を避けるようにしています。

しかしその手の砥石は、意外と研磨力が高い事も多いので、好んで使う方もいらっしゃって、使いたくなる気持ちは分かりますが、なるべく使用を避けた方が良いでしょう。

例えば#12000まで仕上げるとして、#1000がそういう感じの研ぎで荒れる砥石だったとしましょう。

その場合、#1000で研いでもまだ先に、#2000や#5000があるからと、そう考える方も多いようですが、#1000で研いだ傷ではない荒さの傷がついているという事は、その上の#で簡単に取り除く事は出来ません。

つまり、その荒れた刃先もほぼそのまま残ってしまうので、引っかかる切れ味になってしまう可能性が高いです。

そうなると、頑張って研いだことが無駄にもなりますので、効率だけを考え、その砥石を使う事は、マイナスでしかないとも言えます。

一段階ずつ、確実に研いで進めて行けば、一度で終わる研ぎですし、その方がやり直さない時間や安心感もあるので、避けて行った方が良いと私は思います。

 

« 折角の素材だからこそ・・・ | トップページ | 販売を終了致します。 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

研ぎ」カテゴリの記事

刃物」カテゴリの記事

砥石」カテゴリの記事