拵の嘘
「日本刀の拵は簡単に取り外してメンテナンスが出来る」
これは正解でもあり、間違いでもあります。
この、日本刀の拵(こしらえ)を外す必要性は、実用刀としてはあるのでしょうか?
刀身を最優先とし、拵は作り直せば良いという考えで言えば、確かに正解かもしれません。
しかし実用刀の場合には、安全の事もありますし、使用に対しての音や緩みによる事の方が、明らかにマイナスの部分と捉えられますので、間違いとも言えるでしょう。
拵の緩みがあると、そこから更に緩むのはかなり早い段階です。
そもそも動かないはずのものが動けば、どんどん緩みを広げてしまう事は誰もが想像が付くでしょう。
緩みが無いものは、そこから最初の僅かな緩みに繋がるところまでが遠く、更に緩みが広がるまでにはかなりの時間があります。
日本刀の拵は、実用として使う場合、毎回外してメンテナンスをし、白鞘に納めている方もいらっしゃるようですが、それは明らかに長期的に使わない場合であり、毎週何回か使うようなパターンの方の場合、拵を外して着けてを繰り返せば、簡単に緩みが始まる可能性があるので、決しておすすめしません。
更に細かく説明をすると、長くなりますので、このくらいにしておきます。
当方では、拵の修理や調整として、極力動きの出ない固定力の高い加工修理を行っています。
目釘が無くても抜けないくらい、しっかりと固定され、振った力がしっかりと刀身に伝わるのが特徴です。
それにより、当方で研磨した日本刀の性能を、更にしっかりと引き出してくれます。
拵は自分でやるから・・・とおっしゃる方も結構いらっしゃるようですが、原理を理解していない方の調整は、ただ音が止まっただけであって、固定とは無縁の加工がほとんどです。
本格的にしっかりとした加工修理を行うと、振りも試斬も別物に変わります。
その為の当方の技術による加工は、新品作成時よりしっかりしているケースも良くあるくらいなので、是非とも日本刀研磨と合わせ、拵の修理もお受けください。
今まで簡単な試斬ですら、当たり前に斬れなかった理由は、ご自身だけではなく、刀身や刀身の研磨や、拵の設定にあったという事が、実感できるかと思います。
正しい状態での稽古や練習により、間違った使い方から起こる悪い結果を、早期に解決へと導いてくれる事でしょう。
私自身も過去に試斬の練習や研究を行い、色々な条件下で試していた時期がありますので、実体験としても嘘偽りの無いお話です。
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