限界は近い
以前に、カッターナイフの刃は研ぎ直して使っているというお話を、こちらに書いた事があったかと思います。
それについて少し書かせて頂きます。
簡易的に研ぎを行うには、ダイヤモンド砥石を使っています。
やはり研ぎの速度が段違いに早く、あくまでも切り滑るような感じから切れ味復活とし、そこまで繊細さを求める研ぎとしていない為、ダイヤモンド砥石で付けた刃でも問題にはなりません。
ここでダイヤモンド砥石で研いだ刃はダメなの?と思った方は、良い所に気が付きました。
ダイヤモンド砥石で研いだ刃は、切れない刃であったり、使えない刃であるという意味ではありません。
勿論製品によっては、切れる刃が上手く付かなかったり、そのままでは刃の質が良く無いので、仕上げは人造砥石で研ぐ必要がある場面は多数あります。
どうしても圧倒的に硬い素材で早く研げる状況があるという事は、それだけ攻撃性が高い訳ですから、完全と言える整いを作り出すのは難しいというのはご理解頂けるかと思います。
話を戻しますが、一枚の刃に対し、刃先の先だけを研ぎ続け、使える刃として継続するには、5回程度が限界でした。
その理由は、刃の厚みが元々薄く、そこに数段の刃が付けられていますが、刃先の先が分厚くなる事で、刃の強度が低い為、切断時に抵抗が増えると、刃がぶれたり揺れる現象が出る為です。
左右のバランスが取れる状況で研ぎを進めても、それは起こりやすい事のようですから、刃先の先だけを研ぎ、初期に近い感覚で使い続けるという意味では、5回程度が限界だと感じました。
これは一般刃物の刃先に付ける小刃と同じで、刃先の先が分厚くなって行けば、切断時の抵抗は適正角であっても増えます。
その場合、面から削り落とし、厚みを取り除いてから、刃先に改めて小刃を付ける必要性があります。
しかしそのような作業まで、このペナペナなカッターナイフの刃に行うと、替刃として低価格で楽をしている部分の意味がなくなってしまいますから、あくまでも簡易的に研ぐ事までと考えています。
ちなみに、切り滑る感覚が出て来た刃から、刃先の復活をさせる時間は、研ぎ始めて30秒もかかりません。
的確に安定した角度で研げれば、その程度の時間で済み、時間と労力を無駄にしていないと言える範囲で、上手く収まっていると考えています。
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