砥石の限界
刃物の研ぎで欠かせない砥石は、多くの方が人造砥石をご使用になられていると思います。
手研ぎで使う砥石の#(メッシュ、荒さの事)は特に基準がなく、各製造販売メーカーが定めた状態で売られています。
ですから、砥石のお話をする際に、今#1000を持っているのでその次に使う砥石でのおすすめは・・・?と聞かれても、お使いの砥石がどのくらいの荒さで仕上がるのかが判断出来ず、正しくお伝えする事が難しくなります。
過去に何度も記載をしてきていますが、ご自身でお使いの砥石の情報は正しく覚えておいてください。
メーカー名、商品名やシリーズ名、#、とこれだけ揃っていて、それが有名な商品であれば、比較のお話が出来ますし、それに繋げた商品のお話も可能です。
さて、前置きが長くなりましたが、あるメーカーのある砥石で、どうしても希望通りの切れ味に仕上がらないというお話をご相談を頂く事がありますが、その製品では無理ですと言わざるを得ない事が良くあります。
それは先ほど記載をしましたように、#表記に決まり事が無いので、どの製品でも同じでは無いからです。
確かに他メーカーの製品でその#品を使えば、驚く程良く切れる状態になるのですが・・・。
#だけを見ていると、そのような事になってしまう場合もあります。
メーカーやシリーズ品などにより、荒めや細かめなど色々ありますから、理想とする部分がどこにあるのかを見定める為には、色々な製品を実際に使ってみるしかありません。
研ぎ味の違いで相性もあると思いますし、もちろん仕上がりの荒さが異なります。
少し細かくお話をすれば、切れ方にも硬い柔らかいがあり、これは刃の性質も研ぎで変わる事が言えます。
そして、砥石にも使い方があり、使い方を変える事で、荒くなったり細かくなったり、色々な変化が出てくる事もあります。
どんなに荒くしたり細かくしようとしても、それぞれ限界がありますので、バランスを見て中間狙いが良いのですが、後は刃物の硬度や下地の研ぎがどこまで進んでいたかでも、結果は大きく異なります。
砥石の種類によって、#を細かく刻んで研ぎ進んだ方が良い物と、#をある程度飛ばして研いだ方が良い物があり、それらも組み合わせと結果を見つつ、判断をしていく必要があります。
その為、どれか一つのメーカーやシリーズに限定をし、その中で揃えていく方が多いのですが、一番失敗しにくいのはその方法だと思います。
慣れている方は、色々なメーカーや#を組み合わせ、この刃物にはこの組み合わせといった形で、研ぎの構成を作られていますが、その為には多くの砥石を購入し、色々な知識と経験を積む必要がありますので、まずは大きく外れる事が無い範囲で、砥石を少しでも多く揃えていく事が大切だと思います。
« 刃物の切れ味とその意味を知ってください | トップページ | 技術力と設備力は違います »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 必要な微調整(2026.08.09)
- お盆休みについて(2026.07.18)
- 食材割れを回避したい・・・(2026.07.14)
- もう少しで新しい商品が販売出来ると思います。(2026.07.13)
- 日本刀研磨はだいぶ空いています。(2026.07.11)
「研ぎ」カテゴリの記事
- 必要な微調整(2026.08.09)
- お盆休みについて(2026.07.18)
- 食材割れを回避したい・・・(2026.07.14)
- もう少しで新しい商品が販売出来ると思います。(2026.07.13)
- 日本刀研磨はだいぶ空いています。(2026.07.11)
「刃物」カテゴリの記事
- 必要な微調整(2026.08.09)
- お盆休みについて(2026.07.18)
- 食材割れを回避したい・・・(2026.07.14)
- もう少しで新しい商品が販売出来ると思います。(2026.07.13)
- 日本刀研磨はだいぶ空いています。(2026.07.11)
「砥石」カテゴリの記事
- 必要な微調整(2026.08.09)
- お盆休みについて(2026.07.18)
- 食材割れを回避したい・・・(2026.07.14)
- もう少しで新しい商品が販売出来ると思います。(2026.07.13)
- 日本刀研磨はだいぶ空いています。(2026.07.11)

