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2025年4月25日 (金)

進化はしなくても維持は必要でしょう

刃物分野は、過去30年前に、大きく衰退したと言われていました。

その理由は職人らしい職人が減り、大量生産によるコストと利益を優先する業者が増えた事にも影響されます。

まだその辺りで止まっていれば、そこまで酷い状況にはならなかったと思いますが、残念な事に現在も衰退を続けている範囲が色々とあります。

職人が育たないまま師匠が亡くなられてしまったり、仕事が忙しくて手抜きになったり、そもそも技術職に向いてない人が技術職をやっている部分もあるようです。

鋼材も完全に安定生産されている訳ではないので、実際に新しいロットになり、おかしくなってしまったというお話は、今までに何度も耳にした事があります。

安定生産が難しいにしても、許容範囲がありますから、そこの管理は徹底して作られないと、その先で何事もなかったかのようにする事は出来ません。

鍛冶だけではなく、研ぎも同じで、機械作業と手作業の両方で、技術の衰退や劣化も言われています。

機械はどんどん良くなって行きますが、人はそれに甘えて技術を学べなくなっています。

まともな機械がなく機械の管理も大変な状況だと、より良い技術をと思えば自分の能力が頼りな訳ですから、そこで腕の差が出ていた部分があると思います。

世の中が進化する事で、逆の方向へ進んでしまう業界は数多くあるようですが、刃物の世界も同じだと思います。

ほんの一部でも良いので、本当に良いと言える範囲の刃物を使ってみて、その違いを知っていただきたいと思います。

そして、それを上手く研ぎ、上手く付かう技術も得られれば、何よりも強みになる事と考えます。

 

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