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2025年4月11日 (金)

難しく考えるから難しくなります

和包丁で良く言われる「ハマグリ刃」ですが、これを作る事は難しいとおっしゃる方が多いです。

プロとして和包丁の研ぎを行う方でもそれは同じで、本当の意味でのハマグリ刃を理解している方は、かなり少ないかもしれません。

実際に包丁を使うプロとして、高級店での勤務経験がある私からしますと、何の為にハマグリ刃にするのかという部分が重要であり、それをどのようにして使いこなすかも重要な部分と考えています。

なんとなく丸く研いだらハマグリ刃ではないので、そこはまず勘違いをされている方も多いです。

切れ味を落としてまで、丸っ刃にしてしまっているものが、ハマグリ刃と呼ばれている事も多いので、それは間違いなく違うものです。

そして、自然な丸みを作るのではなく、位置により丸みが違うのもハマグリ刃の特徴です。

さらに言えば、和包丁の中でも、それぞれに適した丸みがあり、それ以下でも以上でも、使い勝手に悪影響を及ぼす可能性がある事は、まず知っておいて頂きたいと思います。

ハマグリ刃と小刃の研ぎの調整が的確に出来る人は、今までの経験上、多分そうは多くいませんので、それであればまだベタ研ぎに大きな大刃(小刃の大きいイメージ)を付けた方が、多分マシな結果になります。

ハマグリ刃を語るなら、実用を多く知り、それを実際に使いこなせる腕が必要になるので、その時点で出来る人が限られるのは、ご理解頂けるお話かと思います。

裏研ぎ(裏押し)と表のハマグリ刃と小刃研ぎ。

これらの組み合わせで、刃物の性質は大きく変わりますし、使い勝手も大きく変わりますので、その辺りを上手く伝えて行かれればと思っています。

このように、ハマグリ刃を難しく考えるとかなり難しくなります。

簡易的なハマグリ刃の作り方も無い訳ではありませんが、ある程度の理解が重要なのは変わりません。

 

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