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2025年4月23日 (水)

刃物の欠けや細かい亀裂の原因は?

刃物が細かい欠けや亀裂がひたすら続けて出てきてしまう刃物は、今までに何度も遭遇してきました。

お客様から欠け取りのご依頼を頂き、その部位だけを取って最小で直そうとして、それでもまだ欠けが出てきたり、無かったはずの亀裂が見えてくる事もあります。

この場合の多くは、お客様がその刃物を落としたりぶつけたりしていなければ、製造時の問題である事がほとんどです。

熱処理や鍛造などの失敗や、鋼のロットによる当たり外れの場合もあるでしょう。

それらは同じような製品を多く見てきて、症状が同じように表れる場合、原因は大体分かってきます。

研ぎ方の問題でそうなってしまう事もありますが、その場合の多くは、ベタ研ぎで薄っぺらく研がれてしまっている場合です。

鋼が鍛えられ、適切に熱処理がされて、強度と靭性がしっかり出ていたとしても、薄くする事は金属にとっての弱さに繋がってしまいますので、最低限度のラインは超えないようにしなければなりません。

薄く研ぐ事が必要な場合、刃先の先だけでも、それなりの強度は持たせ、圧力をかけずに使えばなんとかなります。

刃物には許容範囲があり、それぞれに適切な使い方や向き不向きがありますので、同じ形で同じ名称のついた刃物でも、適材適所に使い分けする事は大切です。

刃物は無理をすれば傷みますし、見えない傷みはよりはっきり見えてしまう事がありますので、その辺りを知る事は必要だと思います。

 

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