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2025年5月21日 (水)

ちゃんと刃が付かない・・・

以前あったご依頼で、砥石を正しいと言える範囲まで修正し、丁寧に砥石を当てているのに、刃が出てこないとおっしゃる方が何名もいらっしゃいました。

その原因は、刃物の精度が悪い事にありました。

正しい面の砥石で正しく当てれば、刃物側の面がおかしい状態なら、当然砥石はまともに当たりません。

それを頑張って当てようとしても、それで当たるとすれば、かえって当て方がおかしい事になります。

刃物の精度問題は、昔からずっと存在しており、それをまともに直してくれる所がほとんどなかったので、皆が苦労をして刃物を使ってきました。

そういう部分を私が多く見てきていますし、私自身も刃物を使った仕事をしていた側でもありますので、自らが精度を大事にし、そういった事にならないよう、困っている方達の助けになればと活動をしています。

正しくというのは、何が基準で正しいとするのか、そこの基本問題から考えなければなりませんが、少なくとも砥石の面直しの精度がそれなりに良くて、刃物の研ぎが当たらない時点で、刃物側に問題があるのはほぼ確定と言えます。

その刃物の問題は、購入時からおかしかったのか、使用者が研ぎでおかしくしてしまったのか、そこの問題を把握しないと、また今後も同じ事が起こります。

刃物はおかしくなったら研ぎに出せばいいや!と思っていらっしゃる方も多いかもしれませんが、部位によっては削って直せる制限があり、何度も可能とは限らない加工も多くありますから、出来る限り良い状態で使い続ける事が大切だと思います。

実際にやってみないと分からない部分も多くありますが、出来る限りで大きな直しはしなくて済むように、お使い頂けると刃物は喜ぶと思います。

ダメな時は出来る限り、当方で何とか直しますので、ご自身で可能な範囲は頑張ってみてください。

 

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