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2025年6月30日 (月)

長物の包丁の研磨はどうされていますか?

和包丁で特に多いのですが、長物の包丁の研ぎは、かなり大変だと思います。

販売は短い製品までで、特別長い製品を販売していない所も多いのですが、長物になればなるほど、その加工が難しくなりますし、使用をするのも難しくなります。

分かりやすく言えば、手元の1mmのズレがあり、それがある長さの刃物では、刃先で3mmのズレだとしましょう。

それが特別に長いものの場合、手元1mmのズレがもう一方の更に長い刃物で、刃先で2cmのズレになるかもしれません。

つまり、使う場面での使用者は、どれだけ的確にその長さの物を上手く繊細に使えるのかで、使いこなせるかの問題が出て来ます。

研磨や研ぎも同じで、通常は1mmのズレすら許さない作業が出来たとしても、特別長いものになると、3mm以上ズレても許容範囲になる可能性もあります。

長いという事は、それだけ関わる人達全てが難しい扱いのものという事です。

当方では、最長2尺までの包丁の研磨依頼をお受けした事がありますが、通常より長いものとして、尺2、尺3、尺4、尺5、は意外とご依頼があります。

しかも、通常の和包丁の研磨の取り扱いの中に、それらを含んでいますので、その時点で驚かれる事がありますが、中にはそういった長い包丁をお使いの方達もいらっしゃるので、ちゃんと対応は出来るようにしています。

日本刀になるともっと長いものも多くありますし、ある意味では長物に慣れている所はありますが、一般的なサイズのものと比べると、重さも長さも加工には大変な要素しかないので、とりあえず長い方が良さそうだからといった感じで、気楽に考えて購入するのは、おすすめ出来ません。

扱いやすいサイズは、ほとんどが許容範囲と考えているよりも、少し短め辺りですから、まともに切れる状態でお使いになられるのであれば、特別大きな魚でも扱わない限り、9寸か尺でほとんどの事は出来るはずです。

私も過去に、尺2~尺3くらいは使おうかと考えていた時期もありましたが、刃物の研ぎと使用を知ってからは、尺前後で済ませています。

手先ではなく、指先の延長として、細かく微調整をしながら使える長さは、やはりその辺りが限界だと思います。

 

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