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2025年6月19日 (木)

胡散臭い刃物

年に僅かではありますが、胡散臭い刃物に出会います。

鋼を偽っているか、製造方法偽っているなど、そういった製品です。

例えばある鋼の刃物があったとして、それが他にいくつも触った事がある場合、大体の傾向は分かってきます。

それに対しある刃物は、どうも性質や性能が明らかに劣るなど、はっきりとした差が出ている事があるのです。

また製造方法も鍛造と未鍛造で見ると、硬さの中にある粘りなどに差が出る事が多いのですが、どうも鍛造をされていないのに、鍛造品として売られている事もあったりします。

熱処理で硬めに焼き入れをし、焼き戻しも軽めに行えば、確かに硬く強い刃の感じるかもしれませんが、砥石の乗り方や研ぎ上がり後の切れ味で、その差は現れてきます。

一部の鋼ではそういった性質の差は出にくい場合もあるようですが、それは上手い鍛冶屋さんが鋼を生かした製造をした場合のみでしょう。

ちなみ一般の鋼材に対して重鍛造をと思い、鍛造をむやみにやりすぎると、鋼を痛めて終わるだけなので、限界を超える程に鍛造をしても、それが良い刃物になる訳ではありません。

熱処理も適切な温度を越えれば、鋼は死んでしまいますから、上手い鍛冶屋さんはかなり神経を使って刃物を造っていらっしゃると思います。

 

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