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2025年6月26日 (木)

コツや技術も大事ですがそれ以上に刃物はまず大事です

刃物の使用の技術として、上手い下手のお話が世間ではされていますが、私からするとそこは2の次のお話です。

そもそもの刃物が良い物で、良い研ぎがされていない状態で、上手い技術に繋がる事は、かなり確率的に低いからです。

まずは刃物と研ぎを良くし、その良い状況になった刃物でどう使うのかが、明確な腕に繋がりますし、更に難しい技術にも繋がると考えています。

状況が悪い中で得た技術は、場合により、取り返しのつかない悪い癖を身に着けてしまい、それを改善する事が難しくなってしまう例も多く見て来ました。

その為、良い状態を確保しつつ、そこからの使用技術を身に着ける事を、私は強く推奨致します。

刃物をお使いになる職人さんや、ご家庭で刃物を使われる一般の方々の中で、「これはまともな状態で良く切れる刃物です!」と専門家から見て思える状態の刃物を使った事がある方は、果たしてどのくらいの%でしょうか?

刃物の性能や切れ味の違いを合わせて理解している人は、更ににそこから何%でしょうか?

そういった事を考えてみると、かなり小さな%でしかないでしょう。

それだけ刃物は売ったら売りっぱなしで、良く分からない人達が刃物をただお金になるから売り、研ぎやその他の加工などの対応をしていないか、そこにも繋がる大きな問題だと思っています。

折角の刃物を購入したはいいけど、使いこなせず研げずに終わってしまう事の方が多く、それはとても勿体ない事だと思っています。

これだけ世の中に刃物メーカーや刃物販売店があり、研ぎ屋が存在しているのに、正しい状況に導ける方達がほぼいないのは、業界の大きな問題点と言えるでしょう。

当方をご利用になられた方々が良くお話をされるのは、有名メーカーを利用していて研ぎに出したけど、状況の改善には至らなかったとう事です。

また、研ぎのご依頼をされても、うちではそこまで出来ないと、そのまま返された例も多く耳にしました。

販売品は見た目重視で作られており、刃物の初期状態はそこまで精度も切れ味も良く無いものがほとんどなのに、それを越えられる研ぎや修正修復が出来ないのは、あり得ない事だと思っています。

他にも数多くのお店や職人に依頼し、良い状態にしてもらおうとしても、出来ますと言われたのに改善されなかったり、悪化して帰ってきたお話も非常に多く、本当に情けない事だと思っています。

ですから私は、少しでも精度や切れ味や使い勝手など、望まれる状態にしてお返しし、やってできないお話ではないはずだという事を、自ら証明してきました。

特に近年では、技術研究の成果が大きく出ており、今までと変わらない環境の範囲でも、結果は大きく変わってきていますので、その差は更に大きく開いたとのお声も頂いています。

元々プロ向けの技術としての開発が多く、それを一般のお客様に向けて改良をし、価格と内容に差をつけての対応をしていますので、色々な状況をご理解頂けている方々からは、この価格でここまでやってくれるのは凄いとおっしゃって頂く事も多いです。

簡単に早く終わらせれば、安い金額でも数が出来るので大きく儲かります。

しかし当方のように、一本にかける時間とコストが大きく、一日に出来る数も非常に少ないので、その分利益が上がる事はありませんが、刃物の研磨の事で苦労されている方達に、可能性がある事をお伝えするのも自分の仕事の一つだと思い、可能な限りの努力をしています。

色々な業界で、知名度のある方々のご利用もありますし、それにより技術の向上も実感できたという方も多くいらっしゃいます。

折角の技術や知識をお持ちで、その分野に名があるならば、更に刃物の状況改善により、その違いを引き出せればと思います。

当方では他では断られるようなご依頼も、出来る限りお受けしていますので、無謀な内容でなければ、是非ご相談頂ければと思います。

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