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2025年6月27日 (金)

部分研ぎより全体研ぎ

長物の刃物で、研いだ面が凸凹になったり、それぞれの部位で向きが異なってしまったり、バラツキのある研ぎの状況になってしまう方はかなりの割合を占めています。

その原因は、部分的な研ぎを行ってしまっているからです。

一度で全体を研げないとしても、細かく分割した研ぎを行い、特にここを多く研ぎたいからと部分研ぎになってしまうと、その部位は特に多く減り、他の部位とは違った高さになります。

そこから始まった研ぎ面の位置関係のズレは、他部位の研ぎの当たり方にも影響を及ぼします。

状態が少しでも悪化すると、刃線がズレはじめ、真っ直ぐや軽いRで構成されている刃物が、刃線に凹みを作る結果となることも多く見られます。

長物でよく言われる研ぎの基本とされるやり方は、バランスを崩しやすい研ぎ方の説明で、この通りにやって綺麗に仕上げられる方は、かなり少ないと思います。

ご自身で研ぎ方を色々と考えていらっしゃる方は、そのような部位ごとのズレは最小限度に抑えられているか、ズレは無いと言えるレベルになる事もあるので、やりやすい方法や結果を求めた方法を上手く組み合わせると良いでしょう。

ズレに少しでも気が付いたら、早めに修正にお出し頂ければ、直しは最小で済みますので、何とかしようとして悪化したり、まだ大丈夫と思ってそのままの研ぎと使用を続け、後に無駄に多く修正を行う事になるような事は、出来れば避けて頂ければと思います。

多く直しを入れる事になると、急激にサイズが変わったり、角度が正しい位置に戻りますので、慣れない新しい刃物のような感じになって、使いにくく感じる場合もあるかもしれません。

どんな刃物でもそうですが、少しだからまだ大丈夫!ではなく、早め早めにという意識で、ご依頼を頂ければと思います。

そうする事で、気持ち良くストレスのない刃物を使い続けられます。

 

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