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2025年7月31日 (木)

大切なのは入り口を探さずに切れる刃です

刃物を使って切る場面で、切断や切削に対し、上手く刃先が入らず、滑ってしまう事を経験されている方は多いかと思います。

まともな範囲で研ぎを行える方でも、刃が落ちてきた状態になると、同じような経験をされるでしょう。

しかし、切れ味の低下を感知した時点で、研ぎを行う方の場合には、その状況にはならないかもしれません。

話を戻しますが、切る時に滑って刃先が入らない状態は、刃先の先がしっかり刃となっていないか、鈍角過ぎるか、刃の使い方にブレがあるか、その辺りの問題になるかと思います。

研ぎ終わった直後は、刃先が切り込んでいく力は最も強い状態ですから、初期にその感覚が得られず、切り込む為の場所を探しているような状態では、刃の構成が良くないという事になります。

素材への入り口を探さないと切れない刃は、良い刃とは言えませんので、そこそこ荒めの刃だったとしても刃先が整っていれば、意外と当てた瞬間に切れ始めるものです。

特に細かく研ぎを行う方の場合、刃先は非常に細かく鋭利になりますから、この入りの場面では確実に体感が出来るはずです。

その切り込みの初期は、この先に切断を続ける意味でも大切な刃先の先ですが、刃先から内部に向かう中で、刃の強度を維持できるだけの構成を作っておかないと、刃先の先の強度は落ちます。

私が薄めに研いだ刃は、ただ切り込みが特別に強いだけではなく、意外と刃持ちもあるとされていますが、全体の構成の良さがそこには影響しています。

間違いなく気を付けるべき事は、刃付けの場面では特にですが、研ぐ時に力を入れてしまう方は、刃先の先が上手く形成されない事が多く見られますので、ご自身が思っているよりも更に多くの力を抜き、一定角で当てる事だけに集中をしてやってみてください。

特に近年の硬く研ぎにくいステンレス鋼や粉末鋼などで、力を入れて研いでいるケースも良く見受けますが、砥石の上で力を入れて研ぐものではありません、

研ぐ時の音は、実は意外と静かなものですから、ガリガリやジャキジャキやジャージャーのような音がする場合には、それは無駄に砥石を減らしているだけだと思うと良いでしょう。

だからといって、砥石の上に綺麗に当たらないくらいに力を抜きすぎると、それはそれで他の問題にもなりますので、的確な研ぎの加減というものを、ご自身で探して見つけ出してみてください。

 

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