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2025年7月13日 (日)

精度の問題の理解者が増えてきています

刃物の精度の問題は、何度も書いて来ましたが、本当に難しい問題です。

世の中の販売品の95%くらいは、この精度問題に直面しており、それを新品に求めるのは難しくなっています。

市販品で全く問題がないとおっしゃる方もいれば、市販品では絶対に我慢できないとおっしゃる方もいらして、意見が分かれる部分はありますが、精度の問題は使用環境や研ぎの環境で全く異なりますから、分かるか分からないかという判断だけではいけないと思っています。

色々な条件が整えば、嫌でも精度の問題を目にして感じてしまいますから、その環境の方達が本当に良かったと言えるのか、その辺りは個人の見解によるものと思います。

ただ、お客様がそれを知り、実際に体感頂いた事で、その精度の大切さと、良い状態を維持する為に、極力元の状態を崩さない研ぎにしようとしてくださっているお話をお聞きすると、ありがたくもあり嬉しくもあります。

精度を理解する事で、仕事で刃物をお使いの場合には特に、今より格段に良いお仕事が出来る事と思います。

私自身はこの仕事の勉強や研究をするよりずっと前から、市販品の刃物に対し、精度がおかしいとずっと考えていました。

当時はそれを話して理解のある刃物屋さんも無ければ、砥石屋さんもありませんでしたし、そんな事は無い、そこまでやれる人なんかいないと言われ、結局自分がおかしいのか?と思っていましたが、実際はそれらに対応出来ない人達しかいなかっただけでした。

最初はこの精度問題は、本当に苦労の連続でしたし、機械を持たずに手作業でやっていた頃はまだ良かったのですが、機械を導入してからは一旦精度ががた落ちしました。

それは機械慣れしていない為、機械で精度を出せなかったのです。

それをカバーするように、手研ぎで頑張ってやっていましたが、今思えばコストも作業時間も酷いものでした。

現在も他と比べると、利益率は相当低いはずですが、それでも機械加工での精度はかなり良い形で出来るようになり、手研ぎは更に精度を上げています。

砥石での研ぎが一番精度が出るので、そこをもっと重要視したいところですが、現状でも数はかなり少ない数しか出来ない状況ですから、どうしても機械に頼る部分は大きくなってしまいます。

 

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