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2025年9月19日 (金)

最近は動きが見られません

刃物と砥石は色々な進化をしてきましたが、ここ10年は大きな動きはあまりありませんでした。

良く言えば、それだけ完成された製品が売られているのかもしれませんが、悪く言えば、開発がされていないか遅れているとも捉えられます。

この辺りをどう考えるかですが、一部では新しい鋼を使った刃物が出回っていますし、それに対して砥石も高性能化が必要になっている部分もあり、相性を合わせていく為には、それぞれが一緒に成長していくことも大事だと思っています。

特に砥石に関しては、刃物の先を見据えての開発が必要だと思っていて、近年のステンレス鋼や粉末鋼に対しての能力を考えると、追い付いていない部分も多く見られるのと、楽に早く綺麗に仕上がる為の製品造りは、もっと必要だろうと思っています。

砥石は一時期、凄く硬い方面へと需要が変わっていた時期もありましたが、近年で人気なのは中硬~少し硬めだと思います。

あとは砥石の密度にもよりますが、無駄に砥石が減らない事や、それでも研磨力をどれだけ残せて、研ぎ上がりが安定しているのかという、なんとも難しい分野が砥石の世界です。

私は特に砥石には注目をして、今まで研究を進めて来ましたので、砥石の性能を生かして研ぐ為には、安心して任せられる砥石が必要だと思っています。

仕上がりが良い事は大前提ですが、その為に速度や研ぎ味を捨てたくはないので、そのバランスを兼ね備えた砥石が時代に合わせて作られていく事を、いつも心待ちにしています。

新しい研磨剤の開発でもされないと、新しい砥石はなかなか出てこない可能性もあるので、素材の部分から開発がどんどん進む事も必要でしょう。

私のような研ぎを行う者からすると、砥石は本当に大事な道具ですから、今後も高性能な製品が出てくる事は、いつでも楽しみにしています。

 

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