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2025年9月 4日 (木)

手が込んだ作業をしていると数が出来ません

刃物の修正修復の研磨から入り、各部を調整しながらの研磨を行い、最後に手研ぎでの最終的な精度を出すようなやり方は、かなり時間がかかります。

機械加工だけでもかなり時間はかかりますし、そこからの手研ぎは特に時間もかかりますが、必要に応じて機械加工に戻って調整をやり直しますから、簡単な事ではありません。

一般的には機械加工が終わると、その先は機械刃付けが行われます。

もしくは手研ぎの場合でも、機械加工に戻る事は無いので、その時ある状態の中での刃付けのみです。

それだと精度が足りなかったり、少し研ぎ進んだ状況で悪化する可能性があっても、そこはスルーされてしまいますが、当方ではそこまで考えての加工を行うので、だいぶ違いがあると思います。

機械加工のやり直しが無い場合もありますし、通常時で多くて3回くらいまで直した事もあります。

あまりにも曲がり癖が強いものだと、5回以上直して出来る範囲までと諦めた事もありましたから、刃物はただ削れば直るものでは無いというのも分かるかと思います。

それらを無視しての研磨や研ぎは、どれだけ楽な事か・・・。

特に和包丁の場合には、片刃でバランスも崩れやすいので、直しを重ねる可能性は高い方です。

ある程度の曲がり癖を考慮し、反対側へ強めに動かして置いたら、意外と全く戻って来なかったり、当初と変わらない程度まで戻ってしまう事もあるので、直しをどこまでやるかは本当に難しいです。

一般的な加工のされ方だと、20本は直せるとして、当方でこのような加工をやっていると、2本出来れば良い方という事も普通にあります。

元々の状況を把握しているお客様からは、良くここまで・・・と喜んで頂けますし、使用でのストレスが無くなったというお声も多いので、使い手側が苦労しない為の研磨は、役立っていると実感しています。

そこそこだったとしても、これ以上は・・・と良い所で作業を止める事は大事ですが、そのこれ以上をどこに基準とするかでも、このような結果の違いがあります。

個人店でしか出来ないような事ですから、そういうモノを望まれる方は、是非当店をご利用ください。

その時に出来る限りの事をやってお返しいたします。

 

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