相変わらずですみません
ブログは下書きだけ軽く書いて用意してあるのですが、相変わらずで日程が追い付いていません。
そろそろ諦めて日程通りに書くのを辞めようか?とも思っていますが、一応何かしら書いて行くというのを続けたいと思ってはいますので、しぶとく続けて行こうと思います。
こんな事を書いてもらいたい!という内容があれば、是非研磨や商品ご購入など、ご依頼ついでにネタを頂ければと思います。
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ブログは下書きだけ軽く書いて用意してあるのですが、相変わらずで日程が追い付いていません。
そろそろ諦めて日程通りに書くのを辞めようか?とも思っていますが、一応何かしら書いて行くというのを続けたいと思ってはいますので、しぶとく続けて行こうと思います。
こんな事を書いてもらいたい!という内容があれば、是非研磨や商品ご購入など、ご依頼ついでにネタを頂ければと思います。
当方で行っている日本刀研磨は、お客様のご意見から年々改良を加え、実用の為の研磨としてはかなりの進化を遂げました。
居合抜刀試斬用として始め、現在もその実用にこだわって研磨を行っていますが、今の所は試斬用として、これ以上出来る事はない所にあります。
日本刀という概念を一切捨てれば、やれる事はまだありますが、そうなると基本の部分を変える事が必要になりますから、それだと日本刀研磨ッデは無くなります。
過去に行って来た研磨は、比較的保守の部分がありましたが、近年では「斬れ味重視」の設定を見直した事で、想像以上の使い勝手となったとお声は多く頂いています。
道具の価格上昇に伴い、今年は値上げもしなければならない状況でしたが、利益を大きく削り、価格はそのままでご依頼をお受けしています。
刃物としての日本刀研磨を行っていますので、是非ご利用ください。
ご予約はかなり空いているので、今かかっている仕事が終わってからは、だいぶ納品は早いと思います。
先日ある刃物の研磨を行っていて、非常に研ぎにくい刃物に出会いました。
だいぶ硬いのですが、粘り強さがかなりありました。
密度感は低いので、なんとかなりそうなのですが、一向に研ぎが進みません。
機械での加工時は、異常というほどの硬さを感じませんでしたが、研ぎの場面ではだいぶきつい感じです。
ダイヤモンド砥石も使いましたが、どうも相性が良く無いようで、人造砥石での研ぎをメインとして考えました。
手持ちの砥石で色々試しても、荒いものは大体相性が悪く、中荒くらいで研ぎ進めようとしましたが、普段から良く使うラインナップの範囲では、これと言って相性が良い物が見つかりませんので、本当に困り果てました・・・。
他にも砥石は多く持っていますので、色々と考えていましたが、その中でももしかしたら?と思ったものが、過去には良く使っていましたが、近年は全く使わなくないた砥石っで、それを引っ張り出して研いでみたところ、相性がかなり良くて驚きました。
結果的には問題なく下地を研ぎ終えられたので良かったのですが、これが無かったらと思うと、本当に助かったという思いです。
思えばこの砥石を使わなくなった理由は、過去の製品より質が落ちたからでした。
昔の製品は荒い線が入ったり、ガリガリと地を引くような結果にはならなかったのですが、ある時からそれがそこそこ見られるようになり、これは仕事では使えないと思って使用をやめました。
また以前の性能に戻ってくれたら、新品常備すると思いますが、この手のお話は製造メーカーが把握していなかったり、意見を受け入れない例が多いので、直接伝えて結果に繋げてくれるようなメーカーでなければ無駄なので、私はわざわざ労力をかけてお伝えはしません。
この刃物をお使いになられるお客様は、相当研ぎで苦労をされているのだろうと思います・・・。
以前も同じような内容を書いた事がありますが、最近感じた部分についてを書こうと思います。
丁度良い長さというものは存在していて、その前後を狙うと、想定とは違った結果になります。
昔は調理業界では、使い慣れて来た時に丁度良くなるサイズでと、一回り大きいものをすすめる傾向がありました。
現代では、丁度のサイズをすすめる方が多くなっています。
その調理場ごとに、まな板が使える奥行や幅が違いますし、作業内容によっても適切な長さがあります。
それらに合わせて、購入直後からメインで使えるように購入をする事は、非常に意味があると考えています。
実は一回り大きな包丁をすすめられていた理由がもう一つあり、これはあまり言われていませんので、ご存じない方もいらっしゃると思いますが、鋼の包丁の場合、刃先付近に鍛造や熱処理での痛みが出る事がありますから、それを研いで使い進んで安定したところで・・・という意味もあったと私は考えています。
新品時に使用時や研ぎの際に、細かく欠けが出るという例は何度も聞いた事がありますが、これはある意味では致し方ない事です。
その影響を避ける為、刃先を大きく削ってから整形刃付けをするようにしている所もあると聞いた事がありますので、正解だと思います。
近代では、ステンレス系の使用が増えていますので、これはあまり関係ない話になっていると思います。
逆に、想定されるサイズを最初から購入した方が良いと思う事には、もう一つ理由があり、柄やハンドルのサイズが影響します。
刃のサイズは確かに研げば小さくなりますが、柄やハンドルは一回り大きい包丁のサイズのままです。
つまり、必要サイズに減って来たところで刃は良く感じられても、柄やハンドルは一回り大きい訳ですから、これではバランスが取れません。
これが僅かなサイズの違いだと思うか、大きな違いだと思うかは、人それぞれだと思いますが、柄やハンドルは手のサイズに合わせるのではなく、包丁のサイズに合わせて使われていますので、そこを考えると丁度良いサイズで購入する事には、これまた意味があると考えます。
今までの話をまとめて考え、ご自身にはどれが合っているのか、ご注文時の参考にして頂ければと思います。
以前、包丁に使う白鞘について、修理のお話がありました。
合わせ目やそれ以外で割れて裂けてしまい、接着が出来るか?というモノでした。
状況を確認すると、木材の反りにより割れていて、そもそも全体が大きく曲がっていましたので、そこに包丁を納める事は曲がりにも影響しますし、買い直しをおすすめしました。
日本刀でもそうですが、鞘はある意味では消耗品として考えても良いので、刀身が傷む事を避けて安全に保管し、中身を守る物です。
湿度の高い所に置いてあった場合には、しっかり乾燥して反りにくく作った鞘でも、曲がってしまう事は十分に考えられます。
包丁の鞘の場合、乾燥しすぎて割れたというお話は特に無いので、濡れたり汚れたままの包丁を納めない事や、鞘自体を適当な所に置いておかない事も大切だと思います。
包丁の柄もそうですが、長年使ってもほぼ劣化が見られない方や、半年しか使っていなくても、数年使い込んだような状況の方もいらっしゃいます。
この差は色々な理由がありますが、汚れや水分との関係性や、洗い方の違いでもあります。
ちなみに鞘が割れていなくて、曲がりも無く、表面の汚れた面だけ綺麗にしたい方は、紙やすりで擦れば綺麗になります。
その際には、内部に削り粉が入らないよう、十分にお気をつけください。
入ると色々厄介なので、作業の際にはマスキングで口を塞ぐか、作業後にエアブローをしてカスは完全に飛ばしましょう。
日本刀の拵の修理は、日本刀研磨と同じくらい、私は重要視しています。
折角斬れる状況にした日本刀に対し、しっかりと振りの力を伝える為です。
酷い場合には、縦の動きではなく、横の動きも含まれ、場合によっては、振った向きではない方向に、刃が傾いてしまう事もあります。
手元のわずか0.5~2mmだったとしても、刀のように長いモノの場合、切先付近でどれだけのズレになるとお考えでしょうか?
それを理解すれば、とんでもなく大きな数字である事は明確で、怖くなると思います。
固定を無意味にするのではなく、伝わり正しくする為の調整を行いますから、その後の破損率が下がり、その先での再修理が何度も可能になります。
やりやすいだけの方法はいくつもあると思いますが、後の修理まで考えているのが、当方での拵の修理です。
新品時からのガタツキも含め、拵の修理は購入初期から必要になるケースは意外とあります。
刃物の購入でも、研いであると聞いて購入しても、その研ぎが良く無い場合には、最初から研ぎ直しになりますから、それと同じ事だと考えれば、自然な事だと思います。
また、拵の痛みの原因は、製造調整時とは違った部品に勝手に替えたり、外して付けるやり方を間違っている事で、特におかしくなる事が多いです。
そこに対し、また素人の修理のような感じでいじりを入れてしまう事で、余計におかしくなって直せなくなる事もあるので、勝手な考えでの部品交換や拵の修理は絶対におやめください。
当方で修理調整をしたものが、こんなに安定するものなのですか?とおっしゃる方が多いのも、それらが理由になってしまっています。
自分の道具は自分で・・・と良く言われますが、私は専門的な部分は専門家に任せる事で、間違いの無い状態になると考えていますから、試しにやってみよう・・・は壊して直せなくなる事が前提だと覚悟の上でやってください。
そこまで考えなくても・・・とおっしゃる方もいらっしゃるようですが、まともに固定された状態を知れば、まともな技術をお持ちの方なら今までの状態が危なかったと理解される事と思います。
道場で教わる修理のほとんどはやってはいけない事をやっています。
そもそも論を言えば、大きく傷む事が問題なので、そこに至った経緯をしっかり考えて改善する事が、まずは大事な事だと思います。
当方への刃物研磨のご依頼に関して、躊躇されていたとおっしゃる方が結構いらっしゃいます。
HPには色々と細かく書いている範囲もありますし、凄く敷居が高くて・・・と言われる事もありますが、そんな事はありません。
一般のお客様として、特にこだわりが無く、言うならば「良く分からないけど切れればいいです!」のような感じの方も実はかなりの割合でいらっしゃいます。
そもそも確実にその刃物の事を把握されている方の方が少ないですし、どうやって使って行くのが良いのかのご相談を頂く事も多いので、素人だから利用してはいけないお店ではありません。
もちろんプロ用をベースとして、当方では勉強や研究を行ってきていますので、一流のプロの方からのご利用もありますし、こだわりで特注内容の研磨のご依頼も多くありますが、それとはまた違ったお話です。
正直にお話をすれば、中途半端に知識があり、自分が理解している!自分は出来ている!と勘違いをされている方は、確かにそれは違いますよ・・・というお話になる事はありますが、全く何も分からないとおっしゃる方を騙すような商売の仕方はしていませんので、その辺りはご安心ください。
また、刃物のランクについても、低級刃物~超一流品まで、日頃から研磨を行っていますので、幅広く刃物を知ることにより、その刃物ではどういった作業が的確なのかも知識と経験がありますので、一つの方法しか作業が出来ないような形ではなく、それによって伴わない結果になる事も無いと考えています。
低いランクの刃物だけ扱っているようなところも、高いランクの刃物だけ扱っているようなところも、それぞれが幅広く対応は出来ませんが、当方では可能な限りでお受けしてきましたので、色々なランクや状況に対しても、幅広く対応が出来るのが特徴でもあります。
ある程度の事はHPの各所に記載はしてありますが、それでも不足な場合には、メールでお問い合わせを頂ければと思います。
刃物は部分ごとに性質が異なる事もあり、それを見つける方も稀にいらっしゃいます。
それがはっきりと出ていると、この辺りは良く切れるけど、この辺りは切れ味が悪いなど、不備として扱われます。
過去に有名鍛冶や有名メーカーの中でも、特に一級品とも言えるランクの刃物で、そういった症状を見つけた事は意外とあります。
例えば検査をして製品化をしている場合でも、その検査が的確にほぼ全体で行われているケースは少ないので、なんとなくの目安でしか無いと私は考えています。
最終的に刃の性能を感知し、それを正しく伝えられるのは、研磨や研ぎを行う立場の者でしかないので、おかしいと感じたり、不安で正確な情報を知りたいと思ったら、是非研磨のご依頼を頂ければと思います。
単純に情報だけ欲しいと言われましても、お話のみや検証のみの対応は行っていませんので、あくまでも作業のご依頼時のご要望としての対応となります。
簡単な範囲までなら作業のご依頼の中で無料で行いますが、細かい判断が必要になったり、テスト項目が多くその為に作業内容が変わるような場合は、別途特注代金としてのご請求になりますので、予めご了承ください。
刃物購入から早い段階であれば、まともな鍛冶屋さんやメーカーさんなら、交換をしてくださると思いますので、個人での研ぎや加工をむやみに進めず、極力早めの判断が必要だと思います。
色々な刃物を研いでいて、バランスがとりやすかったり、研いでいてしっくり来るものは、大体良い刃物の範囲に属していると思います。
研ぎにくい刃物は、良く言えば形状が複雑ではありますが、悪く言えばまともな形ではありません。
そのどちらに属すのかは、刃物を研いで使う側が判断する事なので、私も使用者側の目で厳しく見ています。
精度の問題もそうですが、それ以前に必要な事が沢山あって、そもそもまともな研ぎがされている刃物の方が少ないです。
折角刃物としての性能は高いはずなのに、研磨が悪くて性能が出し切れなかったり研ぎにくいものはとにかく多いです。
現代の刃物製造は、勘に頼る事なく、温度管理を行っての製造が可能となっていますから、ほぼ安定した刃の性能を引き出す事は可能になっています。
問題は研磨で、そこは安定させるのがどうしても難しいですから、研磨の世界の重要性は非常に高いです。
私達はその一部を担う側ですから、責任は大きいと思っていますし、ひたすら研究や努力は必要であると考えています。
その結果が良かったと言って頂けたら、努力の甲斐があったというものなので、良し悪しのご意見は頂けるとありがたいと思っています。
家庭用として自分で使う包丁は、無事に一通り入手が出来ました。
試したかったものも購入できましたし、普段使い用としては贅沢な範囲で揃えました。
包丁へのダメージは無く(あっても最小限度)、その場で直ぐに必要な包丁が手に取って使える環境も作れそうですし、実際に実用でもあり、作業ごとに包丁をかえて使用も出来るので、刃の消耗は最小限度とし、負担無く使えると思っています。
包丁を一丁のみでなんとかしようとする方もいらっしゃいますが、以前よりお伝えしています通り、万能は存在していませんので、用途ごとに包丁をかえて使うのが正解です。
今回の購入での条件はいくつかありましたが、最終的な結果のお話はまたいつかお話をと思いますが、約半額で直ぐに新品が入手出来たのはラッキーでした。
不調続きで危ういPCをなんとか使っていますが、新しいPCは届いています。
しかし色々と忙しく、まだ新しいPCを開封するにも至っていません。
そのまま直ぐに使える訳ではなく、PCの基本セッティングやソフト(アプリ?)のインストールやデータの移動など、準備が色々必要ですから、まだしばらく使えそうもありません。
もうしばらく完全復旧には時間がかかりそうです・・・。
今の所、メール対応と、最低限度のHPの更新については、問題なく行えています。
刃物になる為の加工は、段階を経て造られていますので、それぞれの作業ではそれなりの苦労はあっても、ちゃんと完成する為のプロセスがあります。
それが修理やその後の加工となると、製品がが終わっていますので、やりたくても出来ない作業というものも存在しています。
どうしてもやらなければならない加工は、出来る限りで行いますが、100%の範囲で完璧には出来ないので、致し方ない事です。
特に包丁は柄やハンドルが付いていますので、それらを外さないと出来ない加工も多くあり、付いたままでの加工は受けない業者もいるくらいです。
お客様のご要望内容によりますが、どうしてもの場合以外は、柄やハンドルはそのままで加工をします。
特別攻めた加工を行わない限り、なんとなその範囲で加工は出来ますが、ここをこうして・・・と指定があれば、この状態では出来ませんとしか言えない場合もあります。
構造を見れば、大体は分かると思いますが、削りや磨きの方向や、研ぎの方向は限られてしまうので、そのままの加工の場合には、何かを犠牲にするか、邪魔になる部分に影響が出ない範囲までの加工が限界です。
柄の交換も近代ではかなり高額になりますし、ハンドルの付け替えはもっと高額になりますので、予算がふんだんにある方意外には、出来る範囲での作業をおすすめしています。
また、そういった作業が必要になる事も踏まえ、影響が出にくいタイプを購入する事も、慣れた方からすれば重要なポイントだと思います。
切れ味と比例するとも言われるのが、刃の鋭さではありますが、これには色々とデメリットもあります。
近年の切れ味を売りにした包丁を見ると、量産メーカーでもかなり鋭角気味の刃になっています。
思っていたより直ぐに切れ味が明らかに落ちたと感じた事があれば、その系統の可能性があります。
もちろん、まな板の硬さや、扱い方の丁寧さの影響もありますので、研ぎだけの問題ではない場合もあります。
完璧に左右均等に・・・とはいきませんが、一般的な使用範囲だとあまり気付かない方もいらっしゃるレベルなので、そのくらいでも問題にはならないのでしょう。
鋭角にすれば確かに初期の切れ味は上がります。
しかし刃の強度自体は、当然明確に落ちますので、そこまでして切れ味を無理に出そうとするのはどうなのか?というところです。
包丁の場合だと、全体の厚みを残して鋭角気味にすれば、研ぎの幅は広がったように見えますが、薄い身に鋭角気味の刃をつけると、小刃研ぎのような状態に近く見え、まさかそこまで鋭角だったとは・・・と、確認をしてから気付く事もあるかもしれません。
色々なパターンでの研ぎはもちろん実験済みですが、これらは鋼材や硬度や用途により、相性が大きく異なってきますので、何に対して切れ味を感じたいのかで、おすすめ出来ないパターンはかなりあります。
包丁での切れ味は、刃の厚み自体は薄めの方が抵抗感は減り、刃角は鈍角気味で小刃を付けた方が、切りやすく刃持ちも良くはなります。
ただし、刃の厚み自体が薄くなると、力業で使うような切断の場合、刃先だけではなくもっと上の方まで、刃がまくれた感じで波打ってしまう事もありますので、使い手がどれだけ繊細に使えるのかにもよりますから、通常はこの手の研ぎは提供すべきではないでしょう。
洋包丁系で多くの場合、刃先だけを研ぎ続け、刃先の厚みが邪魔になるので、厚みを削り落として欲しい(厚み抜き)という感じのご依頼が良くありますが、その時にどこまで削り落とすのかは難しい問題です。
身幅の3分の1の刃先側を落とすか、5分の1で落とすか、場合によっては2分の1や3分の2もあります。
その辺りは好みにもよりますし、ご自身で研ぎを行う方に向けての研磨だと、なるべく初期は刃先を薄めにしておいて、小刃研ぎを多く重ねられるようにと考えての作業をする事も多いのですが、それでも薄すぎると思う方と、もっと薄くても良かったと思う方がいらっしゃると思っています。
根本的に包丁の場合、薄身が好きな方と厚身が好きな方がいらっしゃるので、そこをまず基準として考える事も出来ますが、今まで経験のない方面にやりすぎると、良い意味での驚く結果になれば良いのですが、悪い結果になる可能性もあるので、近年では最低限度のラインは保持をして、限界を超えるような際どい作業はしないようにはしています。
以前にも書いた事がありますが、包丁を薄く削る加工は、通常レベルの刃物だと色々な部分で難しいので、プロ向けの物を対象として、あとは使い手側がそれを扱えると認識をお持ちの方にのみ、特注としての加工を行わせて頂く事になります。
使い手を選ぶこのような設定は、それなりにリスクが多くありますので、通常ある中での状態で上手く使う事をおすすめしています。
硬い物は切っていないのに、大小関わらず欠けを毎回作ってしまうような方は、使用中の問題だけではなく、保管管理の問題もあると思いますので、こういった薄い刃にする事は向いていませんので、絶対にやめましょう!
刃物は柔らかめのものから硬いものまであります。
製造や検査分野として確認される、良く言われるロックウェル硬度(HRC)とは違い、一般のお客様や使用者様は研いで使った範囲でのお話になります。
私は昔だったら、数値を気にしていたと思いますが、現代では数値はあまりあてになりません。
その理由は、単純な硬度ではなく、耐摩耗性に影響される範囲で、砥石の乗りが全く異なるからです。
分かりやすく言えば、良くある数字としてHRC60というところがありますが、この数字だと現代の砥石で研ぐ事は、特別苦労する事はありません。
しかしステンレス鋼や粉末鋼などが段々と主流化してきて、これらの数値に詳しい方のお話だと、60~62という数字が多く見られるようです。
62になると多少は大変になりますが、一般的な鋼品やステンレス品では、人造砥石で特別何も考えずに研ぐ事は可能です。
しかし、粉末鋼の場合、62でも研ぎ汁は出にくくなり、砥石の上をすべる感覚は強くなります。
ステンレス系で一般的には研ぎが少し大変程度のものでも、鍛造されている場合には、それだけで研ぎが大変になる事は、30年くらい前から確認済みです。
なお、これらとはまた別ですが、過去に焼きっぱなしと思われるステンレス品を研いだことがありますが、それは砥石の上を滑っているだけで、ほぼ研ぎが進みませんでした。
元々が特別硬くならない性質のステンレス鋼材を使っていれば、焼きっぱなしでも使い物にはなると思いますが、歪取りをするのは割れる危険性がありますし、研ぐのも異常に大変ですから、正直おすすめ出来る刃物ではありません。
当時、良質なダイヤモンド砥石があれば、この製品は活用幅があったかもしれませんが・・・。
ちなみに、鋼品の場合でも、64を超えると研ぎはだいぶ大変になりますし、ステンレス系の64だと相当苦労するレベルです。
それを遥かに超えてくるのが粉末鋼系ですが、特別硬いものになると、67という数字にもなり、ダイヤモンド砥石は必須になりますので、高硬度刃物を購入する場合には、それ以外の範囲にもコストが必要な事を考え、予算を組んでおいた方が良いと思います。
あとは自分では研ぎを行わず、当方のようなところに完全に任せてしまえば、そういった刃物は研ぎの頻度が低いので、実用品としての性能を生かしつつ、ご自身の苦労はしなくて済みますから、方向性によってはむしろおすすめな範囲もあります。
刃物研磨は色々なやり方があり、仕上げ方も様々にありますが、どうしても専門的な機械が無いと特別な仕上げに出来ない範囲があります。
そこを上手く綺麗に加工するには、特別高い機械では無くても良いのですが、手作業だと仕上げに限界があるので、最近はその辺りに注目をしています。
機械を動かす為には他に色々と機械も必要ですが、それらは所有していますので、実働する機械部分だけで十分です。
その仕上げが出来るようになると、ある意味では削って初期の見た目を失った状態でも、新品時に戻す事も可能になるので、それを望む方には喜ばれると思っています。
その機械だけでは加工が完成しない範囲もあるので、他にも手作業はある程度必要になりますが、そこはあまり大きな問題ではありませんので、その為だけに機会を導入するかどうか・・・が問題だと思っています。
私が刃物関連意外の加工も行うのであれば、違った仕事の範囲でその機械は活用出来ますが、私も所詮は一般人なので、自分自身の範囲だと特に使い道は見つかりません。
なんとなく趣味の領域のような仕事機械ですが、製造業者さんは持っている所はそれなりにはあると思います。
修理や研ぎ直し方面だと、持っていない所の方が多いだろうと思いますので、正直なところ無くても良い物だというところですね。
ちなみに、メーカーと言われている販売元に送れば出来そうな事と考えるかもしれませんが、そこで製造をしているとは限らず、入荷販売をしているだけの商社である可能性もありますし、そもそも製品化されてからの加工を行う事は前提とされていない事がおいいので、断られる事の方が多いとは思います。
量産~大量生産の包丁を販売している海外メーカーの一部上位製品は、日本国内で製造されています。
一部では販売当初、かなり宣伝が行われて、鋼材も特殊なものを使用した事で、特に有名な製品になったものもあります。
比較的早い段階で、私は仕事でそれらを見る機会があり、実際に研磨の経験もそれなりにありましたので、性質や仕上がりを見ていましたが、多少の歪はありましたが、実用には問題ない範囲ではありましたし、売値で考えると決して高くはないだろうと思っていました。
最近その製品の新品を新たに見る機会があり、仕様は変わって無いのかな?と確認をしたところ、鋼材や造りは当時と一緒でした。
そのままで十分な性能と需要があったのでしょう。
しかし残念ながら、ブレード部の研磨に関しては、削りでの凸凹が残っていて、磨きも不安定で列が揃っていないですし、左右の形状もバラバラで、言うならば歪だらけでした。
平型の砥石やベルト機を使って削れば、こういう感じにはならないのですが、磨きも荒目の物から縦で回るタイプで部分当てをすると、このような状況になります。
もちろん上手い方がやれば、ここまでの凸凹は出ないと思いますが・・・。
これは、世界的需要に合わせ、生産を増やした事が要因なのか、職人が育っていないのか、作業工程や時間の削減によるコストダウンなのか、その辺りは分かりませんが、初めて見た時の良さは感じられませんでした。
ハンドル部に関しては、過去の製品よりもバランス良く削られており、綺麗に削りと磨きは入れられているようですが、この手の加工をした事がある方にしか分からない範囲で、ところどころに実力不足は感じるところはあります。
年々値上がりを続けていく刃物業界ですが、この製品も近年は特にやはり価格は上がりました。
今思えば、販売開始当時に買っておけば良かったかな?と思う所もありますが・・・。
歪取りも削り直しも磨きも、私は自分で行う事が出来ますので、正直あまり気にしませんが、一般のお客様っでリピーター様がこれを手にした時、質が落ちたと感じるのではないかと思うと、少し残念に思います。
年々質が上がるメーカーもあれば、年々質が下がるメーカーもあります。
他にもそのメーカーでは製品の種類がだいぶ増えていますし、売り切れもかなりあるようなので、世界的に人気なのは十分理解をしていますが、無理に質を上げないにしても、せめて維持はしてもらいたいなと思います。
刃の性質で言えば、特別な良さは出ている製品だと思うので、今後も頑張って生産をしてもらいたいと思います。
以前からお話をしていた、家庭用として私が使う包丁ですが、いくつか候補が見つかりました。
それなりに高価な製品ですが割引はされて売られているので、あとは在庫があればという感じです。
全て希望通りになるかは分かりませんが、行けそうな感じがしますので、可能なら数丁用意したいと思います。
基本的には市販品ばかりで、特別な製品で揃える形にはなりませんが、一つだけ受注生産品のかなり特殊なタイプを注文してあるので、そちらには少し期待をしています。
ちなみにその受注生産品は、現在は受注ストップとなっているようで、1年待ち目安のようですから、まずはテスト用にと思っていますが、テストや研究で使って見て結果がどう出るか楽しみです。
以前包丁の研ぎで、切れている感覚が欲しいと言われました。
新品の包丁で機械加工ですが刃が付けてある、ある包丁の初期の状態がそれだったようですが、内容を確認すると意外と単純な事でした。
刃の厚みはそこそこ残しつつ、刃先の研ぎは一定角の鋭角で少し荒目で鋭く、良くあるバフ刃ではないのですが、刃の硬度がかなり高い為、切り進もうとする力が非常に強い状態でした。
柔らかい食材の場合なら、この刃はかなり有効ですが、厚みと硬さがある食材(さつまいも、レンコン、カボチャ、等)の場合、バリバリと割れると思います。
刃持ちを考えると、この設定はありです。
しかも刃の硬度が高い事で、だいぶ鋭角にしても十分に耐える事もありますが、実際は使う場面を選びます。
こじるような使い方をしてしまうと、刃先はもちろんボロ欠けを起こしますので、この手の包丁の研ぎのご依頼では、ほとんどの場合が刃が落ちたのではなく、ボロボロになっている状態で、大きく削る必要がありました。
高硬度刃物の場合、研ぐ事はもちろん難しく、メーカーでは機械加工で刃付けまで行っていますから、手で同じような状況を作るのは大変です。
せめて高性能なダイヤモンド砥石の荒砥~中荒砥は必要になるでしょう。
硬度が高い刃物の場合、砥石目はかなり浅くなりますから、極限の仕上げまで行わなくても、十分な切れ味は出ます。
中砥の細かめ~中仕上げでも細か過ぎる事もあるかもしれません。
このように初期の刃付けの状況を把握する事も、お客様のイメージする刃の感じを表現するには、必要になってくる事もあります。
使い方に合わせての研ぎも必要ですが、刃物に合わせた研ぎも勿論必要なので、総合的な知識と調整が色々と出来る研ぎの技術は重要になります。
先月(先々月?)に書いたPC不調のお話ですが、なるべく負担をかけないように、メールや簡単なブログ程度までにしています。
HPの更新も、途中まではなんとか進めていましたが、怪しい気配が出てしまっていたので、そこで一旦ストップしました。
9月は色々と企画をやっていましたが、その中で必要な事を進められなかった範囲があり、問い合わせでの対応もしていましたが、やはり更新がされてからの方がご迷惑をお掛けしなかっただろうと、今更ながらに思っています。
いずれまたお詫びを兼ねて、似たような内容に進化させた状態で、何かやろうと思っていますので、その時は是非ご利用ください。
当方がそのうなイベントをやるのは珍しいので、是非ご利用を頂きたいと思いますし、ご利用が少なければイベントはかなり先までやらない流れになると思います。
昔は砥石と言えば、ビトリファイド製法(高温焼結)で作られたものが主流でした。
荒砥から中砥までは大体がそのタイプでした。
仕上げ砥石に関しては、レジノイド製法(低温焼結)品が多くありました。
いずれも当時を知る方達からすれば、大体はあのメーカーだな・・・と想像がつく製品でしょう。
現代では荒砥~仕上げまで、マグネシア製法で全てをカバーできるようになり、持ち味となる研磨力や減りの少なさと仕上がりの安定感などで、研ぎは大きく飛躍したと言えます。
近代では更に、ダイヤモンド砥石も使われるようになりましたし、それぞれの範囲で必要となる砥石はだいぶ変わったと思います。
最近ですが、だいぶ前に購入してあまり使わずにしまってあった、古い時代の砥石を引っ張り出して使ってみました。
研ぎやすさはあるのですが、面が崩れやすく、研ぎ汁の割には研ぎは進まず、研ぎ傷も安定しません。
また、さほど洗い砥石ではないのに、頻繁に荒い傷が入り込んで、次の段階でその傷が簡単に取れない状況も見られました。
刃付けとしてもバラツキがありますし、総合的に見るとやはり時代遅れかな?と感じてしまいました。
しかも研いだ刃物は近代の物で、そこそこ硬めのものでしたが、だからこそもう少し砥石の乗りが良く出るかな?と思って使った部分があり、結局使わなくなったことを再認識させられる結果となりました。
近年っでは、ビトリファイド品も滑らかさや繊細さがある商品も出ているようですが、どれも結果は特別良くはありませんでした。
平面研ぎ関連だと、張り付きが出やすいという事で、動かしやすいビトリファイドは好まれる傾向にあると思いますが、研ぎで刃先に安定感が無いとおっしゃる方の多くは、ビトリファイドの中砥を使用しているケースもあるので、思っているよりも刃先が研げていなかったり、欠損を生んでいる場合もあるというのは、実際に知っておいた方が良いでしょう。
鉋や切出小刀や鑿でも、砥石を5つも8つも使って仕上げているのを見た事がありますが、高いレベルに到達する方の研ぎを見ても、2丁で終わりという方も結構いらっしゃるくらいなので、そこまで無意味に砥石を多く使っても、特別な切れ方にはならないという事を考え、下地研ぎから確実性のある砥石を使う事が望ましいと思います。
そもそも一つの段階ごとに正確に研ぎは終わっていれば、その先の研ぎは少ない時間と数で仕上げきれるはずです。
刃物の販売品は、研磨にコストをかけていません。
正確に言えば、コストをかけられないと考えている所が多いでしょう。
製品化する為の整形から入り、仕上げの削りや磨きを行い、それで箱詰めして販売されるのが一般的な刃物販売の流れです。
その中で刃付けは一応行われているものもありますが、全く刃と言えるものが付いていない場合もあります。
届いて直ぐ使おうと思ったら切れなかった・・・とおっしゃる方が非常に多いのですが、販売品は刃付け済みで一番良い状態で使えます!とは、通常は書かれていないと思いますし、それを謳い文句にもしていないでしょう。
一部の刃物は機械で刃付けを行い、バフで刃を細かくして、ぬるっと切れるような感じを出して、如何にも切れます!という表現をしていますが、あれは刃持ちが悪く、初期の初期しかその切れ方はしませんし、それを一般で再現する事は不可能なので、あまり意味がない刃だと考えます。
それでも刃付けがされていて、直ぐに使えるというだけでも、良しとしておくのも考えの一つです。
プロ用刃物と呼ばれる部類の多くは、まともな研ぎがされていない事が多く、ほとんどは購入時に有料で刃付けの依頼をします。
刃物の種類にもよりますが、簡易的な刃付けの場合、刃先の先として段刃や小刃(大体は大刃)研ぎを行い、刃付けをしましたと納品をしますが、一応切れるのですが、元々刃が全く付いていない状態にその刃先で刃を付けるのっで、切れ方が重い事が多いでしょう。
強度面で考えると、それもありかもしれませんが、切断対象によっては明らかに不足になります。
レベルが上がると、研ぎを通常行う面から研ぎを行い、丁寧に仕上げてあるケースもありますが、それは本当に稀なケースです。
また、折角そのような研ぎを行ってあっても、精度が良く無かったり、その刃物の研ぎに必要な要素が入っていなかったりすると、結局切れ味の良さや使い勝手まで考えると、想定に届かない事も多いようです。
これらの話をまず念頭に置いて頂き、一般的な刃物の販売状況と理解をしておいてください。
どんな状況であれ、まともに使える状態に刃物を調整し刃付けを行うと、それらとは大きな違いがでます。
そもそもの一般で言う研ぎは、必要な要素まで考えて研がれていませんので、ただこの刃物はこう研ぐと教わっただけだと思って頂くと分かりやすいでしょう。
必要な内容を盛り込んでの加工や刃付けは、使った時の感動がまず違います。
異常に切れる事は実用ではなく、その場しのぎでしかありませんから、良さがどれだけ続いて、またその切れ味や使い勝手を手にしたいかどうかが重要と考えます。
私の考える実用は、意味のある研ぎであり、刃物の性能を無視したただの決まった形とは異なりますから、そこの変化の違いが良さを感じて頂けているいる部分だと思っています。
ちょっとどこかで軽く貰えば良くなると思っていた・・・と、簡単に考えている方もそれなりにいらっしゃいますが、なんでそこまで知識や技術を駆使して加工や研ぎを行わなければならないかというと、必要な要素がまず足りていないからです。
その要素を無視して、適当にそこそこ刃付けが出来る人が研ぎを行っても、なんかおかしい?なんか違う?と感じる部分が出て、結局その刃物は性質は良いはずなのに、悪い刃物として扱われてしまいます。
もちろん刃物が良く無いケースもそれなりにありますが、ある程度のランクの物からは、研ぎを変えるとそれなりに性能は大きく発揮できます。
特に上級品になればなるほど、元の仕上がりはそれなりに良くなるので、調整は少ないケースもありますが、それでも精度不足や加工レベルが大した事がなく、勿体ないケースも非常に多いです。
それらを良くするように無理なく加工を行えば、その先その刃物は大きく活躍してくれるようになると考えます。
刃物にお金をかけるのも良いですが、砥石や研ぎにもお金をかけてください!と、プロの方にも良くお話をしていますが、それを理解して頂くだけで、刃物を生かす事の意味も分かってくると思います。
これは刃物の使い手側だった人間だからこそ、明確に言えるお話ですし、私自身が手元にある刃物を研ぎでどう生かすのかを学んだ結果です。
現在ご使用中の砥石について、今後の購入を踏まえたご相談を頂く事があります。
今現在はここ数年に発売された製品ではなく、過去から売られている製品ですが、現在でも評判が良いものです。
新しいものに買い替えようか悩んでいる場合に、近年発売された製品との比較をした場合のお話でした。
今までのもので不満が無いのであれば、無理に新しいタイプの製品に変える必要は無いと思います。
その理由としては、今までの慣れた砥石での研ぎと、新しい製品での研ぎが変わってくるからです。
同じような製品でも、#表示は目安であり、同じ仕上げ目になる訳では無い事や、硬さや密度や研磨剤の種類の違いなどもあれば、それで結果はある程度変わってきますから、新しい製品が今までの製品で感じていたような良さが残っていて、思うような研ぎになるとは限らないからです。
その場合、試しに良く使う砥石と同じ#を新しい製品から選び、まずは使ってみる事をおすすめします。
それでご自身の判断が良く出るようであれば、他#も買い替えをしても良いと思います。
また、今までと同じ製品を再度購入する場合でも、改良やその時のロットの違いなどで、100%同じ研ぎ味と結果になるとは限らないので、その辺りも考慮して、今までの砥石と新しい砥石を同時に同じ#で購入してテストしてみる事で、より安心感は得られると思います。
なお、表題にあります性能差と腕でのカバーについてですが、ある程度までは可能だと思います。
しかし根本的に砥石の性能差が開いている場合には、そこそこの腕でも砥石の性能が高い方が有利ではありますので、少しえも良い製品を使おうと思う事は、プラスに働くとは思います。
以前より探している、私が家で使う用の家庭用包丁を探している件ですが、面白いものを見つけました。
自分の希望通りの範囲には収まっていないのですが、スペック的には面白いものです。
多分、刃持ちはかなり良く、研ぎにはだいぶ苦労しそうなタイプですが、その分の良さはあるのではないか?と期待を持っています。
残念ながら予算オーバーではありますが、一応目をつぶれる範囲でしょう。
問題は納期が1年くらいかかる事です。
結局商品は、必要な時になるべく早く手に入る事は、非常に重要だと思っていますから、欲しい時に買えないのは非常に残念な事です。
そこまで待つ価値があるかどうかは、実際に使って見なければ分からないので、待って見るかどうかをしばらく悩むと思います。
ご依頼を頂き、当店で研磨やその他作業を行わせて頂いた刃物に関して、お客様にお返しをした後でご意見を頂戴する事は多々あります。
そのほとんどは、良くなった、別物に変わった、使い勝手が良くなった、使用のストレスが無くなった(軽減された)、切れ味が良い、望んでいた部分が大きく改善された、などのお話です。
年々経験を積んできていますので、幅広く色々なケースに対応が出来るようになってきており、細かい範囲で言えば、大手では断られるような内容や、伝えた通りにやって貰えなかったという事も、当方で解決している事は非常に多いです。
以前より、移動式の研ぎ屋での不備を、当方で直す事が多くありましたが、それは今でも比較的多い事例です。
そういった所での作業は、その場でやってくれるなどの利点はあるようですが、金額は変わらないかむしろ高いケースもあり、それで結果が伴わない事を考えると、確実性の高い当方へ最初から作業のご依頼を頂いた方が、無駄な時間とお金にならないと思います。
一流とされる所に研磨の依頼をしても、大した作業をしてもらえなかったという事は多々ありますし、刃物とお客様とを繋ぐ事に対して、真摯に考えてやっていかなければという思いは強くなります。
絶対はありませんが、出来る限りを尽くして作業をしていますので、そういった技術や手間のご理解を頂けている方々からは、その金額で利益はちゃんと出ていますか?と心配を頂いてしまう事もあるくらいです。
当方での作業は、かなり経費が掛かるやり方ではありますが、その分のレベルを高く維持するようにしていますが、利益優先の考えではなく、結果優先を大事にしていますし、また次もご利用を頂ければと思い、利益を大きくするような事はしていません。
そういった意味でも幅広く信用を頂いていますので、安心してご利用ください。
訳あって商品化が出来なかった刃物を、当店で加工し商品化した刃物を販売しています。
性能的な不備ではなく、加工サイズなどの基準外となってしまったというだけで、性能には全く問題はありません。
通常販売品だと高額になるものが、比較的お安く購入できますし、十分な性能が出せるように当方っで研磨を行っての製品化なので、安心してご利用頂けるかと思います。
販売ページはこちらにあります。
当店では日本刀研磨を実用専用として行っております。
刃物の研究から得た技術を日本刀に盛り込み、性能が高い研ぎへと進化させました。
仕上げ方は色々とありますが、いずれも実用性能を優先として、低価格でのご案内をしています。
並研磨2種は基本的には定額制で拵の簡易修理まで含んでおり、上研磨2種は現状の状態やご要望に応じて内容を変える事も出来ます。
宜しければHPに日本刀研磨専用ページがありますので、そちらから内容をご確認の上、ご注文をお待ちしております。
なお、安全で安心して使える状態にする為の拵修理のページもこちらにあります。
お見積り時に状況を見まして合わせてご案内を致します。
刃物に使われる鋼材の中で、過去から見て一番硬いとされているのは、ZDP-189です。
カウリXはそれと同等と言われますが、硬度だけで見ると、同じ数値が出ていても、ZDP-189の方が研ぎにくいとする方が多いようです。
ZDP-189の刃物は、2種所持していますが、一つは切出小刀で、もう一つは小型ナイフです。
同じように機械にかけた場合、切出小刀の方が滑る感触があるので、そちらの方が硬度としては少しだけ上だと思います。
この辺りの硬度は、一般刃物で到底追い付かない数値で、同じ素材だった場合に数値が1違うと、全く別物に感じる事もあるくらいですから、同じような面積を同じように削ろうとした場合の感じる違いは、手研ぎでももちろんそうですが、わずかな違いがとてつもなく大きく感じるでしょう。
この切出小刀は、過去に使っていたそこそこ使えるとされていたダイヤモンド砥石ですら、ことごとく弾いていまして、一応黒い研ぎ汁はでますが、砥石の上の水の中に僅かだけ削れたものが増えていくような感じで、研ぎにはかなりの時間を要しました。
裏側には裏鋤はされていなかったので、硬度の高い鋼用で使える両頭グラインダーの砥石を使い、刃先から柄側にかけて少し彫り込もうとしましたが、何となく線が付く程度しか削れず、熱を持たないように冷やしながら、少しずつ削った記憶があります。
現在はその切出小刀を使う機会はなく、資料として眠っていますが、硬さと靭性を兼ね備えていたとしても、それが条件によっては長切れにはと9区別繋がらないという事も学びました。
そして、ダイヤモンド砥石も通常は使えても、そこまでの硬度物が相手だと、ほぼ使えない物がかなり多い事にも気付きました。
現代のダイヤモンド砥石は、性質が良い物が出ていますので、当時ほどは苦労しないと思いますが、それでも研ぎには相当時間がかかりますし、そうなると手を伸ばしてその刃物を使おうとは思えなくなります。
研ぎやすく使いやすい刃物は、研ぎで大きな苦労はありませんから、私は扱いやすい刃物の方が、おすすめしやすいと思っています。
それもまた経験から学んだ事です。
どうしてもその硬度が必要な場面で使う刃物の場合には、もちろん選択肢はそれしかなくなるかもしれませんが、多くの場合で手に負えなくなり、手放すケースが多いようですから、その辺りも踏まえて購入されると良いと思います。
チャレンジするにしても、そもそもZDP-189の刃物はかなり高いので、気軽に遊びに使おうとは思えないとは思います。
用途や研ぎ方次第で他では得られないような長切れが期待できますから、研ぎの苦労をしてでも永切れを得たいのであれば・・・。
私が過去に研究をした内容の一つに、ステーキナイフがあります。
これは硬い陶器の上でステーキを切る想定ですが、そのナイフは合金製で元々は刃らしい刃は付いていませんでした。
しかも長年使用しており、グリグリと手に押し付けても一切切れるような状態ではありません。
牛肉、豚肉、鶏肉、の3種だけで考えても、それぞれに質感の違いがあり、国や品種や調理法により上手く切れるか切れないかははっきり出るので、面白いと思った次第です。
普通に鈍角刃をそこそこ付け、なんとなく刃のようにするところから始めましたが、結果は散々でした。
一応切れるパターンもありましたが、筋や油や繊維質な部分はグリグリとかなり力を入れないと切れません。
そこで刃付けをかなりしっかりやってみましたが、一応切れる感じは出たものの、器に刃が直ぐ潰されてしまい、数回の使用で切れなくなりました。
これらは試す前から大体想像は出来ますが、あえて確認の為にやりました。
そもそも刃物として使うような扱いではなく、ただの合金でしかないので、刃付けをする事自体が難しく、刃持ちが悪い事も想定済みです。
刃付けらしい刃付けをしようと思う事が無謀なのですが・・・。
その後、刃先に切り込みの凸凹を付け、その凸凹をどのような角度で切り込むかなど、そういった事も試しましたが、繊維の切れ方は意外と良くなったものの、何でもない部分が綺麗に切れなくなりました。
そんな事を繰り返し、研ぎと言える範囲での結論が出たのは、刃の荒さを変える事でした。
当時はまだ未熟で、刃物はなるべく細かい砥石で研ぐ事で、切れ味が良くなると思い込んでいた部分があり、その発想を変えた事での改善でした。
それだけでは不足があったので、他の加工も色々と加えてみましたが、今現在の私の見解としては、近年でよく使われるステーキナイフは、非常に良く作られているという所に落ち着きました。
そういった加工は、特殊な機材や加工う方法が必要で、それを準備して刃物に特別な加工を行う事で、しっかりと切れる状態を作り、更に長く使えるような工夫もされています。
もちろんいつかは切れ味が明らかに落ち、まともに使えなくはなりますが、専用品として評価の高い製品はそれだけ研究がされています。
私のステーキナイフの研究は、このように終わりましたが、これが無駄であったとは思いません。
自分で試していく中で、時代の変化で良い物が標準化していき、それを素直に受け入れていく事で、学ぶ事も多くあります。
いつまでも古いものに囚われず、新しいものや良い物に目を向けていく事も、やはり大切な事だと思います。
凄い時間を費やしての研究ではありませんでしたが、相当昔からこのように試してみるという事を実践して、現在に至っています。
良くあるパターンとして、単純に研ぎだけを学ぶケースが非常に多いです。
これはプロでも素人でも同じで、その刃物だけを見てしまっている状況です。
100%の割合で切断対象を見ていないとまでは言いませんが、刃物を見ている率が高ければ高い程、研ぎは完成されていかない傾向にあります。
決まった形の包丁であれば、同じように研げば同じように使える訳ではなく、季節ごとに同じ食材でも質が異なるので、必要な刃や形状も変わってきます。
鉋で木材を削るとしても、対する木材の品種や質により、台の設定は同じだったとしても、刃の性質は違ったものが必要になります。
日本刀も同じで、竹と巻き藁(現代では畳表)を切る場合で必要な性質は異なりますし、素材の太さやタイプによっても必要な刃物の性能が違ってくるだけではなく、刃の形状や刃付けも相性が変わってきます。
何もかもを刃物に委ねて、この刃物は良い!悪い!と表現する事は無意味で、切断の素材に対してや、使い方の部分を踏まえて盛り込み、それを研ぎとして表現しなければ、良質の刃物がそこにあっても生きて来ません。
だからこそ、同じ刃物で必要範囲の中から色々な素材を切ってみたり、刃物と研ぎと切断の相性を確認し、それが良く働く部分へその刃物を持って行く事が必要になります。
その工程の中で、切断する素材の事を知り、硬度や密度や繊維や乾燥具合などの質を把握すれば、必要な研ぎは見つかるものと思います。
もちろん刃物の質も色々と用意があれば、なおの事、相性は合わせやすくなりますから、色々と無駄なストレスも無くなるでしょう。
刃物における小刃は、非常に重要な意味を持ちます。
これを理解して自由にコントロール出来るようになると、研ぎのバリエーションが一気に増えるので、是非覚えて頂きたい内容です。
ただ、この小刃は実は非常に難しく、小刃とは何なのか?何の意味があるのか?何のためにやるのか?と考えていくと、本当にこれを小刃と呼んで良いのか?と疑問ばかりが出てくると思います。
まず初めに、市販の刃物で刃先に幅広く段がはっきりと付いたような状態は小刃でありませんので、そこを勘違いしないでください。
あれはあくまでも段刃です。
小刃はそれとは異なり、刃先を強化したり確実に刃付けを行う意味があり、非常に役立ちます。
この小刃に関して、ずるっこをしているというような表現をされる方がいらっしゃいますが、薄め(鋭角)の刃物の研ぎで力を抜いて上手く研いだとしても、刃先の先まで研ぎを綺麗に入れる事は難しい事なので、無理にベタで必死に研ぎを行って毎回研ぎが安定しないより、最終段階で小刃研ぎを行った方が私は良いと考えています。
つまり、研ぎを理解すればこそ、小刃を上手く使いこなすとも言えるでしょう。
包丁の場合には、張り付き防止にもなりますし、まな板に対しての強度UPにもなるので、小刃は必要とおっしゃる方も多くいらっしゃいます。
小刃のコントロールに関しては、面研ぎとしての刃先の角度から、どのくらい立てて研ぐのかや、どのくらいの量を研ぐのかで、結果が色々と変わってきますが、それがまた色々なパターンとして作れるので、それを知る事は難しいです。
何より小刃は、ダイレクトに切れ味に影響が出ますので、研ぎがブレていたり、力加減を理解していないと、逆効果になってしまうものなので、適当にやるのはやめた方が良いです。
緊急時の刃先の復活などにも、この小刃の研ぎは役立つ場合もありますので、一つの技術として成り立ってる項目です。
少し前に自分で使う用の包丁の購入のお話を書きましたが、まだ決まっていません。
忙しくて予算内で買えるものを探し切れていない事と、他に出費が必要になってしまった事が要因です。
決まる時は早いと思いますが、もう少し様子見かな?と思います。
刃物業界は値上がりが続いているので、先延ばしにすればするほど、高くなっていく可能性がありますし、早めに決めようとは思います。
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