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2025年10月26日 (日)

グラグラガタガタは破損の原因です

日本刀の拵の修理は、日本刀研磨と同じくらい、私は重要視しています。

折角斬れる状況にした日本刀に対し、しっかりと振りの力を伝える為です。

酷い場合には、縦の動きではなく、横の動きも含まれ、場合によっては、振った向きではない方向に、刃が傾いてしまう事もあります。

手元のわずか0.5~2mmだったとしても、刀のように長いモノの場合、切先付近でどれだけのズレになるとお考えでしょうか?

それを理解すれば、とんでもなく大きな数字である事は明確で、怖くなると思います。

固定を無意味にするのではなく、伝わり正しくする為の調整を行いますから、その後の破損率が下がり、その先での再修理が何度も可能になります。

やりやすいだけの方法はいくつもあると思いますが、後の修理まで考えているのが、当方での拵の修理です。

新品時からのガタツキも含め、拵の修理は購入初期から必要になるケースは意外とあります。

刃物の購入でも、研いであると聞いて購入しても、その研ぎが良く無い場合には、最初から研ぎ直しになりますから、それと同じ事だと考えれば、自然な事だと思います。

また、拵の痛みの原因は、製造調整時とは違った部品に勝手に替えたり、外して付けるやり方を間違っている事で、特におかしくなる事が多いです。

そこに対し、また素人の修理のような感じでいじりを入れてしまう事で、余計におかしくなって直せなくなる事もあるので、勝手な考えでの部品交換や拵の修理は絶対におやめください。

当方で修理調整をしたものが、こんなに安定するものなのですか?とおっしゃる方が多いのも、それらが理由になってしまっています。

自分の道具は自分で・・・と良く言われますが、私は専門的な部分は専門家に任せる事で、間違いの無い状態になると考えていますから、試しにやってみよう・・・は壊して直せなくなる事が前提だと覚悟の上でやってください。

そこまで考えなくても・・・とおっしゃる方もいらっしゃるようですが、まともに固定された状態を知れば、まともな技術をお持ちの方なら今までの状態が危なかったと理解される事と思います。

道場で教わる修理のほとんどはやってはいけない事をやっています。

そもそも論を言えば、大きく傷む事が問題なので、そこに至った経緯をしっかり考えて改善する事が、まずは大事な事だと思います。

 

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