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2025年10月12日 (日)

かなり昔からある砥石

昔は砥石と言えば、ビトリファイド製法(高温焼結)で作られたものが主流でした。

荒砥から中砥までは大体がそのタイプでした。

仕上げ砥石に関しては、レジノイド製法(低温焼結)品が多くありました。

いずれも当時を知る方達からすれば、大体はあのメーカーだな・・・と想像がつく製品でしょう。

現代では荒砥~仕上げまで、マグネシア製法で全てをカバーできるようになり、持ち味となる研磨力や減りの少なさと仕上がりの安定感などで、研ぎは大きく飛躍したと言えます。

近代では更に、ダイヤモンド砥石も使われるようになりましたし、それぞれの範囲で必要となる砥石はだいぶ変わったと思います。

最近ですが、だいぶ前に購入してあまり使わずにしまってあった、古い時代の砥石を引っ張り出して使ってみました。

研ぎやすさはあるのですが、面が崩れやすく、研ぎ汁の割には研ぎは進まず、研ぎ傷も安定しません。

また、さほど洗い砥石ではないのに、頻繁に荒い傷が入り込んで、次の段階でその傷が簡単に取れない状況も見られました。

刃付けとしてもバラツキがありますし、総合的に見るとやはり時代遅れかな?と感じてしまいました。

しかも研いだ刃物は近代の物で、そこそこ硬めのものでしたが、だからこそもう少し砥石の乗りが良く出るかな?と思って使った部分があり、結局使わなくなったことを再認識させられる結果となりました。

近年っでは、ビトリファイド品も滑らかさや繊細さがある商品も出ているようですが、どれも結果は特別良くはありませんでした。

平面研ぎ関連だと、張り付きが出やすいという事で、動かしやすいビトリファイドは好まれる傾向にあると思いますが、研ぎで刃先に安定感が無いとおっしゃる方の多くは、ビトリファイドの中砥を使用しているケースもあるので、思っているよりも刃先が研げていなかったり、欠損を生んでいる場合もあるというのは、実際に知っておいた方が良いでしょう。

鉋や切出小刀や鑿でも、砥石を5つも8つも使って仕上げているのを見た事がありますが、高いレベルに到達する方の研ぎを見ても、2丁で終わりという方も結構いらっしゃるくらいなので、そこまで無意味に砥石を多く使っても、特別な切れ方にはならないという事を考え、下地研ぎから確実性のある砥石を使う事が望ましいと思います。

そもそも一つの段階ごとに正確に研ぎは終わっていれば、その先の研ぎは少ない時間と数で仕上げきれるはずです。

 

 

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