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2026年4月

2026年4月30日 (木)

一番得意な分野です

私は特に包丁方面を得意としていて、次いで日本刀の研磨となります。

ブログの話題としてこの2種が多いのはその理由でもありますし、一流のプロの方々からの高い評価を特に頂いている範囲となる事や、特に需要を多く頂いているという事も重なります。

もちろん他の刃物類でも、それなりに高い評価は頂いておりますので、他は全然ダメだという訳ではありません。

今回はまず包丁関連の範囲で、簡単に書きたいと思います。

包丁方面に関しての強みは、私自身が調理師学校を卒業し、一流の高級料亭勤務も経験をしている事です。

専門学校時代から包丁の研ぎに関しては、一度も怒られた事はありませんし、むしろ良い切れ味で綺麗にされていると評価を頂いていました。

今と比べると不足は多くありましたが、砥石を使って研ぐという管理範囲としては、相当まともであったと思います。

他刃物類もそうですが、使い方から学び、その刃物をちゃんと使える状態での判断をしていますので、ただこうすると加工方法だけ教わって研磨をしている方達とはまずスタートラインが違います。

和包丁と洋包丁の研ぎの難しさはそれぞれにありますが、ある程度までは洋包丁の方が難しく、それを越えたレベルにとなると、和包丁の方が難しくなります。

人によりその考えは異なるかもしれませんが、私はそう考えていますし、同じようにおっしゃる方も多いです。

特に和包丁の場合には、高精度で凹凸の無い綺麗なハマグリ刃とし、均一な小刃と使用に適した形状を維持するのは、ほとんどの方が出来ない範囲になります。

加工としては裏鋤(うらすき)により、裏押しに必要な鋤作業を行い、面の代わりに線で刃付けの準備をしますが、これが一番重要なポイントです。

そこに対し切刃(表の研ぎ面の事)の研ぎが入り、刃先の先と裏押しが混ざり、切る為の刃を形成します。

歪取りと裏鋤が基準を作り、表側から用途に合わせた研ぎを行う事で、更にその使い勝手と性能を引き出します。

洋包丁に関しては左右均等が求められるので、その辺りが難しいとされますが、機械加工でもそれは同じ事です。

面から刃先にかけて研ぐか、刃先だけを研ぐかで分かれると思いますが、いずれの場合も高い場合で管理する場合には、各部位が食材へ素直に入っていけるよう、全てのバランスを維持する必要性があります。

あとは和包丁も洋包丁も、ピンポイントの用途に合わせた研ぎを行うか、広い範囲の用途に使う為に研ぐのかで、その設定が大きく変わりますので、食材や切り方を知る事やそれが実際に出来る事が合わさらないと、それだけのレベルの研磨は出来ません。

包丁の研ぎにおいて、ただ鋭さと細かさを求め、切れ味をお話される方も多いのですが、刃物自体の範囲として見ても、初期の初期の切れ味だけで全てを見るのは無意味です。

実用の刃物としては、初期の初期の切れ味は直ぐに終わりを迎えますから、少し刃が落ち着いてきた時点で、どのような切れ方をし、それがどのくらい続くのかが重要です。

永切れにだけ注目をすると、切れ味が悪く感じられ、食材への負担も大きくなりますし、何より使いにくくなりますから、そういった設定は行わないようにしていますが、用途に合わせてそういった設定も可能ではあります。

切れ味を重視した設定と、バランスを合わせ持った設定と、刃の強度を優先した設定とで、同じ包丁でも使い分ける事により、いつでもそれぞれの包丁を生かして使える状態が維持しやすくなります。

当方で行う家庭用の包丁の研磨でも、一般でいう所のプロ用の研磨を遥かに超えていると賞賛頂く事が多いですが、細かい基準の違いはあるにしても、刃物として使える性能に合わせていく事は行っています。

また、近年特に研究を進めてきた中華包丁に関しては、まだ通常の取り扱いをしてから期間は経っていませんが、色々な技術を用いて性能を引き出す研ぎを行えるようにしました。

今まで無かったと言われる中華包丁に繊細さを持たせ、ここぞという時には特に活躍出来る性能特化の刃の形成も可能となっていますし、一つ考え方を変えて扱って見るのも良いのではないかと思っています。

中華包丁は包丁の研磨の中では、一番最後で明らかに遅いスタートとなりましたので、その分だけ完成された形で最初からご案内を出来ました。

進化という意味では、今の所はこれ以上はと思っているくらいまで、繊細で切りやすい形を作れましたので、まだまだ得意とは言えないかもしれませんが、十分なデータ集めと自信をもってスタートしていますので、安心してご利用ください。

 

2026年4月25日 (土)

個人の所有物販売に包丁を追加しました!

先日予告をしていました、整理で出てきた包丁ですが、ひとまず和包丁5丁を個人の所有物販売として出品致しました。

私が研究用に使っていた物や、新品未使用もあります。

有名メーカーの品も含まれますし、私が仕上げ直しをしてあるものもあります。

宜しければご購入頂ければと思います。

なお、今後もこのような形で、整理で出てくるものが色々とあると思います。

 

2026年4月24日 (金)

いくつか出品が出来ると思います。

少しずつですが色々と保管場所の整理をしていまして、私がこの仕事を始める前に研磨のテストや勉強に使っていた刃物や、それ自体の存在を覚えていないような刃物等もいくつか出てきています。

見る限りでは、状態は明らかに悪いようなモノは無く、そのままにしておくと勿体ないので、今後使わないであろう刃物に関しては売却をと思っています。

実はどこで何の為に入手したのかも覚えていない、全く触った形跡のない刃物までありまして、10年以上前の事だったりしますから正直覚えていなくても仕方が無いと思いますが、使わないのであればそのまま置いてあっても意味が無いので売却をと考えました。

細かくそれぞれを確認していないので、まだはっきりとした事は言えませんが、購入当時の情報が残っているモノに関しては、購入価格から売却準備時点の状態を考えて売却額を計算しようと思っています。

情報が残っていないモノに関しては、ネットで情報を確認し、出て来ればそれを参考にして進めますが、それでも情報が出てこないモノに関しては、予測される範囲で金額を決めます。

そうなると格安販売でお得な物も出てくるかもしれません。

売却に関しては、そのまま出せる物と、直して出した方が良い物があると思いますから、状況に応じての判断で出品します。

今回は経費で購入したものは含みませんので、個人売買となりますが、その分お安く購入頂けるようにしたいと思います。

そのまま出品する商品でも、ご希望に合わせて別途研磨作業を行って納品も可能ですし、購入後に状態に対してお気に召さない場合には、ご希望の状態に近づくように作業をお受けする事も出来ますので、無駄金でゴミを買うような結果には決してならないようにと思っています。

古物商としての活動もそうですが、入荷してただ販売ではなく、研磨をして納品が可能であったり、その後のメンテナンスもお受け出来る事は、刃物関連で考えると大きな強みではあると思っています

2026年4月21日 (火)

中華包丁の研磨を新規で追加致しました!!!

以前よりご要望が多くあり、基本的にはお断りをさせて頂いておりました範囲として、中華包丁がありました。

今回はその中華包丁の研磨を、新規で追加致しましたので、ご案内を致したいと思います。

当方における研磨のこだわりは、ただ刃物を削って刃を付ける・・・という考えではなく、より使い勝手を良くしたり、使用時のストレスを無くしたり、刃物や研ぎの性能を生かして、使用を助ける意味合いを持たせています。

その点で考え、中華包丁に関しては、研磨の経験数の不足と考えがまとまらずにいましたので、取り扱って来ませんでした。

私が中華包丁を始めて触ったのは、調理師学校の時でしたが、その頃にはもう、個人用として中華包丁を入手し、中華の授業で生かせるようにと、自宅で研ぎを行い使用していました。

それ以降はあまり触る事はなく、何となく気分で中華包丁を出してきて、中華の炒め物用の食材を切る為に使っていたりはしましたが、普段使いをするほどまでは使用していませんでした。

この仕事を始めてから、ちらほらと中華包丁の研磨や研ぎに関して、是非やってくれないか?取り扱いはいつ始まるのか?という声を頂くようになり、以前こちらで中華包丁の販売をした事をきっかけとして、お声は多くなり始めていました。

また、中華包丁の研磨は、こだわりでやっている所が決して多くはないという事で、これは!と言えるような研ぎを希望している方が多い事も知りました。

洋包丁でもバランスを取って研磨する事は難しく、それなりの所に依頼をしたけど満足な結果では無かったと言われるくらいですから、中華包丁は面積も広く形状もシンプルなだけに、更に結果がはっきりと出るところもありますから、十分な研究が必要だと考えていました。

当時は全ての対応が出来ずで申し訳なく思っておりましたが、通常扱っていない研磨をお受けする事は、気軽に出来るものではありませんし、条件付きで一部の方のみ、特別にお受けするのがやっとでしたから、その辺りも含めてお断りする事がほとんどでした。

現在に至っては、色々な研磨の研究を行って、色々とサンプル的にご提供をしてきましたが、ご満足頂けるという範囲にしっかり収めた研磨を開発出来ましたので、ご提供の開始とさせて頂きました。

「リセット作業」は、固定額でのご提供となり、おまかせで内容のご指定は頂けませんが、リセットという名前の通り、状態回復を主な目的としています。

もちろん研いで使えるように、適当な削りや磨きはしませんが、低価格で状態回復と今までより良くなるようにと作業をさせて頂きます。

「精度を上質な研ぎ」は、機械加工も含めつつ、切刃(きれは、研ぎを行う面部分)相当となる刃先から数センチの部位に対し、手研ぎにて精度を上げる研ぎを行い、手磨きも含めて、刃付けまで行う上級作業になります。

こちらは薄刃~中厚程度に対してのおすすめとしており、更に仕上げ方のオプションを多数ご用意していますので、お好みの状態に仕上げる事が可能です。

細かいご説明に関しましては、当店HPの「中華包丁の研磨」のページに記載がありますので、そちらでご確認ください。

是非とも当店こだわりの中華包丁の研磨や研ぎをご利用ください!

多くの方からのご利用をお待ちしております。

 

2026年4月18日 (土)

刃付けとは何かを考えると分かりやすいでしょう

刃物の研ぎにおいて、小刃付けをして研ぎを完成させる場合ですが、あり得ない研ぎをされている方の割合はかなり多いようです。

目安的な話は実際に作業を見て、研ぎ上がったモノを使わないと分からないかもしれませんが、簡単な表現としてお伝えをと思います。

小刃は刃先の先に付ける刃を指し、これが実質切れる為の要素としては一番最初の部分として影響します。

元々の研ぎが薄目に仕上げられる刃物の場合に、刃先の強度を上げる事や、確実に刃を付ける為に使われる手法で、作業的には「小刃付け」と呼ばれますが、部位的に言えば「小刃」になります。

ここまでの説明を聞いて勘が働く方は、繊細で重要な作業である事はお分かり頂けると思いますが、この小刃付け作業自体、とてつもなく繊細な研ぎ作業になります。

それまでに作り上げた面や刃の厚みに対し、どのような刃を小刃として付けるのかは、その刃物の用途によりますが、良くある和包丁のパターンでお話をします。

まず最初に小刃付けの研ぎ方として、やってはいけない事としては、力を入れる事や重さをかける事や、動かす速度が早くなる事や、多く研ぎすぎる事などです。

力の入れ具合はほぼ0と考え、刃物の重さや腕の重さも計算してください。

動作としては、早く動かす事で損傷の可能性や砥石の攻撃性を上げてしまうので、それらを最小限度に抑えるようにします。

研ぎ量としては、刃先の強度や性能をどう考えるかですが、一瞬見ただけで明らかな段になっているようでは、それは小刃ではなく大刃や段刃です。

これらは小刃の手前までの研ぎで、どのような状況になっているのかや、何を求めるのかでやり方は変わりますが、大まかに見るとこのような部分を考えて作業しましょう。

小刃は少なすぎても多すぎてもいけないので、状況の把握とそれに合わせた技術的見解をしっかりと持てれば、必ず研ぎの完成としては何ランクも上がった結果を作れます。

僅か数往復で良いと言われる事や、しっかりめに小刃を付けろという意見もあるようですが、その刃物の用途や必要強度、自分の使用に対しての相性なども考え、その辺りは調整が必要です。

細かい説明をすると、とんでもない時間がかかる程に、小刃付けの話はかなり多くの内容を含みますので、色々な刃物の事も含めると、知識と技術の学びは相当多く必要となります。

 

2026年4月16日 (木)

「家庭用包丁」と「プロ用の洋包丁」の研磨に新しい研磨を追加しました!

少し前にこちらの最後に告知をしていました、洋包丁系に対する新しい研磨として「こだわりの切れ味(繊細仕様)」をご用意させて頂きました。

洋包丁は歪取りや左右のバランスを作る事は非常に大切ですが、それだけではまだ足りない!とおっしゃる方が、ここぞという場面で優しく使用し繊細な切れ味をはっきりと出せる研磨を作りました。

研磨の基本構成から全て見直し、切断時の抵抗を極力抑えつつ、切れ味をしっかり出せる刃先を形成していますので、まな板に叩きつけるような使い方や、こじるような使い方をする方には向きません。

優しくお使い頂く事や、剥き作業などでご使用を頂くと、より一層その違いが分かると思います。

つまり、この「こだわりの切れ味(繊細仕様)」で研磨させて頂いた包丁は、どんな作業にでも使うような包丁としてではなく、一部の作業専用としてお考え頂き、他の部分は別の包丁をお使い頂く必要性があります。

また、包丁の性能が不足する場合、この仕様の研磨はご利用頂けませんので、包丁と使用方法も含めつつ、必ずお受け出来る内容ではありません。

条件の中で切れ味を求める方に向け、特別にご用意をしている内容となりますので、その辺りをご理解の上でご利用頂ければと思います。

 

やっと入手

だいぶ前からテスト用に狙っていた包丁がありましたが、タイミング悪く売り切れになって、その後長期間の売り切れが続いていました。

まだ再販には至っていないようですが、運良く新古品レベルのモノが販売されているのを見つけて安く入手できました。

この包丁の鋼材は表だって発表されていませんが、内部リークの影響なのか、包丁好きの方達の間では周知されているようで、私も非常に興味がありました。

現物が届いてチェックをしたところ、刃の消耗は多少見られましたが、鋼材や焼き入れなどの性質はかなり良さそうですし、ハンドル部に関してもコンセプトと製造へのこだわり感をしっかりと感じ、バランス良く作られています。

雑に使う方は向かない構成で研磨されていますが、繊細に使う方には高評価になるのも分かります。

プロがその包丁を使う話も何度か耳にしましたし、価格からすれば新品購入する価値は十分にあると思います。

私が新品や中古で包丁を購入する場合、少しだけ使って大きく加工してしまう事がほとんどですが、今回はしばらくの間、刃先の研ぎだけで使ってみようと思っています。

そういう流れからも、この包丁への私の期待値の高さは伺えるかと思います。

昨年からの包丁の入手は、私の研磨の研究を進めさせてくれましたし、鋼材の勉強にもなりました。

まだ一つテストしたい鋼材が残っていますが、その鋼材を使った包丁の存在は確認できていませんので、それはまたいずれという事で・・・。

ちなみに、過去から色々なテストをしてきて感じてきた事は、必ずしも新鋼材であれば、今までの刃物よりも良いという評価に即繋がるかは不明であるという事です。

製造の研究が進み、そこでようやく性能を引き出せて、その鋼材の評価が上がる事もありますし、思うように結果が出なくて名前をほとんど聞かなくなる鋼材もありますから、市場にそれなりの数が出てからの評価がポイントになるでしょう。

 

日本刀研磨の居合抜刀用面精度研磨にオプションを追加の予定です

このところ変化を加えられなかった、日本刀研磨で当方独自の技術となる「居合抜刀用面精度研磨」に対し、オプションを追加の予定です。

通常の仕上げとしましては、実用性能をメインとして当方は考えていますので、荒磨きでの仕上げとし、面の精度が上がった状態で研ぎ上がっているのに、何段階も余分な傷取りや磨きを多く入れる事での精度低下を防ぐ為、研ぎ痕を慣らす意味合いでの磨きまでとしています。

しかし見た目もと望まれる方もいらっしゃいますので、そういった方達の為に、色々な仕上げ方をご用意しています。

霞、磨き+、特別磨き、刃取り、拭い、があり、組み合わせに決まりはありますが、お好みの見た目に近づける事が可能です。

内容に関しましては、割愛させて頂きますので、日本刀研磨のページでご確認ください。

そこに今回は新しく、「差し込み」を追加致します。

この差し込みは、化粧研ぎと言われる美術研磨の基本となる、刃取りと拭いの組み合わせとは異なり、南北朝期や室町期などの柔らかめの鉄質を持つ日本刀に対し、刃文が眠い場合などで硬度差を拾いやすく、表面に刃文と地鉄の差を出す方法となります。

当方の場合には、刃文を出しつつ地を光らせるというより、あくまでも刃文が見えるようにするという流れで考えており、美術的差し込みの仕上げそのままではなく、硬度によっては光沢や濁りの具合が違って出ますが、味わいのある感じで刃文がだいぶ見やすくなり、素っ気ない感じは無くなります。

硬度の高い日本刀には適さない仕上げとなりますので、あくまでも古刀などに対しての仕上げとしてのみご利用ください。

なお、HPの更新は近日行いますが、現状でもオプションとして「差し込み」お受けする事は可能ですので、居合抜刀用面精度研磨をご利用の際には、オプションの追加としてご利用ください。

作業代金に関してですが、特別磨きから拭いの金額帯になるとお考え下さい。

当店の日本刀研磨のページはこちらです。

 

2026年4月12日 (日)

早速ご予約を頂きました!

先日UPしました「4月18日(土)~5月10日(日)まで、日本刀研磨に関する範囲において、当店内の技術作業代金のお見積りから10%引き」の件ですが、早速ご予約を頂きました。

このご予約とは、ご依頼の確定ではなく、18日(土)以降で直ぐにご依頼の確定をするので枠の確保をお願いします!という意味です。

実際に研磨の内容をご相談の上、お見積りをお作りし、お支払いが完了した時点で、ご依頼の確定となります。

なおこのご予約に関しましては、ご依頼の確定の順番を示すものではなく、枠の確保のみとなる為、ご依頼の確定まで先に進んだ片がいらっしゃれば、その流れでの順番が確定となりますので、早い納品をご希望のお客様は、18日(土)からとなります期間の中で、ご依頼の確定をお急ぎください。

かなり熟成が進んだ当店オリジナルの居合抜刀用面精度研磨が特におすすめです!!!

こちらの内容は4月11日のブログに詳しくご説明がありますので必ずご覧頂いてご利用をお願い致します。

 

理想的な結果でした!

1年程前に、日本刀の実用研磨で当店オリジナルとなる、「居合抜刀用面精度研磨」の特別バージョンとなる「斬れ味重視」をご利用頂きましたお客様から、「斬れ味重視」を継続でご注文頂きました。

現在の「斬れ味重視」は、過去の居合抜刀用面精度研磨と異なり、「通常の仕上げ」と「斬れ味重視」は別物としてお受けしており、研磨内容も軽い設定変更程度だけではなく、基本の設定がそもそも違うのと、精度や構成を厳しく管理します。

この斬れ味重視は、一般向けとしておらず、「斬り損じをしない腕を持つレベルの方向け」とさせて頂いており、腕のある方が更に良い結果を求める為の特別な日本刀研磨とさせて頂いております。

ですので、まともに斬れない方がこの「斬れ味重視」をご利用頂いて、それでも特別良い結果になるという意味ではありませんので、十分にご注意ください。

この研磨の繊細さを壊さずに使えない方にはご提供出来ませんし、ご利用を頂いてもむしろマイナスとなる可能性もあります。

最初のお話に戻しますが、「斬れ味重視」をご利用頂いて戻ってきた日本刀は、明らかな歪も無く、刃の摩耗が軽く入った程度で、大きな欠損も無く、非常に状態良くお使い頂けました。

この研磨をご利用頂いた方が、どこまで状態を維持し、この研磨の違いや意味をご理解頂けるかというのが、ある意味では不安もありました。

計算上と現実は異なりますし、使用者や日本刀の性質により、結果はかなり変わってきますが、結果を見て安心しました。

こちらのお客様は、当方が日本刀研磨を開始してから、ずっと長くご利用を続けてくださっている方ですが、今までのご利用の中で一番良い研磨となっていたようです。

その表現としては、初期段階ですが「豆腐を切っているような感じ」とおっしゃっていました。

それだけ無駄な抵抗感が低く、斬る事に特化しているという事が確認出来ましたので、改めて堂々と自信をもってオススメが出来ます。

このように、日本刀を使いこなせる腕をお持ちの方には、間違いなく力になってくれる日本刀研磨となりますので、是非ご利用ください!

 

なお、当方では、日本刀研磨と合わせ、拵の修理も行っております。

この拵の修理は主に柄拵の加工としていますが、「柄の緩み、鍔(鐔)や切羽の緩み、目釘の作成」などをメインとし、しっかりと一体感が出るように調整を行います。

柄拵が緩い場合、実際に日本刀を振る場面でのガタツキや音の問題だけではなく、力の伝達のロスを減らす為の一体感としての部分や、刀身が抜けたり落ちたりするなどの事故を未然に防ぐ為に、目釘に頼らない固定という部分を大切にしています。

柄の中を埋める為に、実際に拵に使われる「朴(ほお)の木」を鉋で厚削りし、それを刀身茎(なかご)の形状に切り、柄の中に入れ込んで貼り付けています。

もちろん緩みの具合により貼り方も変えており、側面片側から4方まで、バランスを見て入れていますので、適当な方法で修理もどきをするのとは違い、直ぐに壊れたり緩んで来るような事もなく、その後、緩み直しをする事で生じる不具合等は起こる事もありません。

拵の修理調整も日本刀研磨と同じように、過去から高い評価をずっと頂いていますので、安定した使用と安全の為に、必要と判断した際にはご利用ください。

 

2026年4月11日 (土)

日本刀研磨がお得な時期を設定しました!

しばらくブログの更新をしてこなかった為、営業してるの?というお声もあり、ブログが生存確認のようになっていたようで・・・。

色々とご心配をお掛けしました。

状況が特に読めなかったというお声が多かったのが日本刀研磨でしたので、そちらでお詫びを兼ねて、少しサービスをさせて頂きます。

・4月18日(土)~5月10日(日)の営業終了時間まで、日本刀研磨に関する範囲において、「当店内の技術作業代金のお見積りから10%引き」とさせて頂きます。

4月18日よりのご利用を予定として、どんな日本刀にどんな作業をご希望なのか、事前にお伺いをしておき、作業数としての枠の確保も今回は致します。

※作業の順番に関しましては、あくまでもご依頼の確定順となりますので、あくまでも今回の割引期間に関するご利用枠の確保までとなりますので、予めご了承くださいませ。

当店は滅多な事でもない限り、近年は割引等は行ってきませんでしたから、かなり貴重な割引となるかと思います。

なお安全に保管管理でお預かりが出来る振り数に限りがある為、一定数を越えました場合には、期間内でも終了とさせて頂きますので、ご利用をご希望のお客様は、是非ともお早めにご利用ください。

多くのお客様に出来る限りご利用を頂ければと思います。

別件となりますが、以前より販売品として掲示をしています日本刀も、価格表示はありますが参考価格となっており、価格交渉を頂く事は可能とさせて頂いておりますので、宜しければご購入頂けると幸いです。

日本刀の販売品はこちらにあります。

2026年4月 9日 (木)

中華包丁の研磨を今後取り扱いしていく予定です。

過去からご依頼のお話があり、ほとんどはお断りをさせて来ていました部分として、中華包丁の研磨があります。

これに関しては、研磨の取り扱いをされている所が少なく、更に高いレベルでそれをご提供されている所はほとんど無いとされていますが、是非うちで取り扱ってもらいたいというお声を多く頂いていました。

そのような経緯もあり、当方ではだいぶ前から研究を重ね、レベルの高い研磨をお受け出来るよう、研究とテストを続けてきていましたが、ようやくご意見が十分に集まり、高い評価を頂けるようになりましたので、プロ用の研磨としてご提供を出来るよう、HPに追加をする予定です。

まだ準備段階に入ってはいませんが、内容としてはほとんど決まっています。

他包丁類に対しての内容と同じように、いくつかのパターンをご用意する予定ですし、和包丁の研磨のように、オプションは用意されると思いますので、こだわりの組み合わせでのご注文も頂けると思います。

特に一流の中華包丁で、造りが良い物に関しては、当方で研磨や研ぎを行う事で、その差は出ると思いますが、薄厚は繊細で、中厚は繊細寄りで、極厚は控えめ程度に、という感じで考えて頂ければ、その性能を発揮しやすいようになるでしょう。

あとはお好みに合わせた設定も可能となりますので、その辺りはご相談次第かと思います。

十分なテストとご意見集めから、ご提供の方向へ繋がっていますので、是非ご期待ください!

 

2026年4月 3日 (金)

最近のテストのお話

以前に書いていた内容の続きとなりますが、中途半端に書いて終わってしまっていたので、続きを書こうと思います。

家庭用としての包丁の自分で使うモノ&研究材料として、ある企業の物をいくつか入手して試していました。

大手企業が製作し、海外ブランド内で販売されているメーカーでいくつか購入しましたが、その理由の一つは以前書いていた通りで、粉末鋼のモノをという部分から、特に取り扱い数が多く、サイズや形状での選択肢も多い事が理由です。

あくまで自分が使う事や、テストにも使う事から、新品や新古品をオークションなどで購入し、だいぶコストは抑えられましたが、それでも家庭用として考えると、決して安いとは言えない金額ではあるかもしれません。

粉末鋼系でまともな商品であれば、耐久性が高い事などから、研ぎの頻度は少なくて済みますから、上手く使えば金額以上の満足は得られます。

実際に届いた製品は未使用品であり、傷や刃の欠損も無く、ひとまず安心しました。

初期の研磨の状態は、歪(ひずみ)がかなり酷く、面の構成はまあまあ薄めに作られていてますが、残念な事に小刃となる部分がとてつもなく大きく厚く、切断時に食材を割るような感覚が非常に強くありました。

刃の性質は悪く無さそうで、そこは私にとって重要なポイントですから、大きな安心材料です。

歪に関しては、熱処理後の歪取りが甘い部分と、研磨加工時に起こる歪をちゃんと取っていない事など、色々原因は重なっていると感じます。

製品化の為の磨きや加工に関しては、結構しっかりとやっているタイプしたが、傷取りや磨きに特化しすぎると、歪は捨てる傾向があり、これらもそんな感じでしょう。

磨いている最中に歪が出て叩いて直せば、その傷をまた中目くらいから取り直さないといけないので、いつまでも仕上げ終わらない事にもなる可能性はあります。

特に薄身だとその傾向は強くなります。

悪く言えば、歪は気付かない方が多いだろうという事で、軽く見ている所が多い気がしますが、実際は意外と使っても研いでも直ぐに分かる事なので、まずは歪取りが基本で一番重要であり、管理が難しく必要な部分と考えています。

実際に研ぎ自体はほぼせずに歪取りだけ行って、ほぼ同じ条件で使い試しをしてもらった事がありますが、それだけで切る抵抗が減ったり、切りやすくなったというご意見も過去にありました。

小刃の角度や厚みに関してもっと言えば、刃長に対して大きくばらつきがあり、切りやすい部分と刃の入りが重い部分もあり、食材を切ったり刻んだりする場面では、テンポ良く安定して切りにくいのが気になりました。

それと、野菜の皮剥きをする場面で、部位ごとに抵抗が大きく異なる為、食い込まなかったり、急に刃が勝手に入り込んで進んで行くような感じを見せたりもあって、包丁の動かし方が不慣れな素人の方に、そういった研ぎ物をご提供すると、怪我をされる危険性が高いとも思います。

特に良くあるようなバフ刃でも、今回のケースだと刃はそれなりにしっかりとついていますから、それが逆に場面によっては無抵抗に進んでしまい、余計にその状況は危険を招きます。

刃が細かくて無抵抗感があり、ただ切れすぎて怖いなどという意味とは、これは違いますから、危険という言葉が適切だと言えるでしょう。

いつでも同じように動かして切ったり剥いたりすれば、安定してその刃を生かせるようにという形で、研磨や研ぎをご提供するのは、私は製造や研磨のプロとしてはとても重要な事だと考えます。

量産品として考えると、これでも十分に頑張った結果なのかもしれませんが、金額を考えれば決して安くはありませんし、家庭用モデルでもプロが好んで使うケースが意外と多いと聞きますので、もっと上手く加工はして頂きたいと思います。

刃の強度面を考えると、このくらいがっちり刃先を作りたい気持ちも分かりますが、同メーカーの同製品類に関して、当方に研磨依頼を頂いたケースで見ると、だいぶ大きく損傷して来るものが多い事を考えれば、その意味はあまりないのかもしれません。

強度が高いと感じると、思い切って雑に使ったり、本来用途としてはいけない硬いものを切る方も増えるので、そこは分けて考えて貰う意味でも、適切な範囲がどこにあるかを感じてもらう必要はあると思います。

販売数はかなり多いようですが、中古品の販売数が相当多い事を考えると、それだけ満足度が低い結果なのでしょう。

研磨のプロとしての意見を言えば、刃の性質は決して悪くはないだけに、容易に扱い切れない状況での販売となってしまっている事は、本当に勿体ない製品造りをしていると思います。

言い方を変えれば、研磨や研ぎを変えれば、それだけで凄く良くなる刃物も、今回のパターンのように多いという事です。

当方の研磨をご利用頂いたお客様から良く言われるのは、別物に変わったみたいというようなご意見ですが、これが結果だと思います。

それとは直接関係はありませんが、丁度私が研究してきた内容の一部が完了し、使い勝手と永切れの両立を上手く伸ばせる状況を作れましたので、ご家庭用の包丁でこだわりのお客様や、プロ用の両刃包丁の繊細使い用として、特に上級の包丁をご利用の方専用となりますが、レベルの高い設定を作りご提供をしていこうと思います。

包丁の価格帯としては、三徳や牛刀で2~3万円以上のクラスで、ペティで1万5千円以上のクラスくらいが、大まかな目安となるでしょう。

もちろん価格だけではなく、刃の性質はレベルが高いけれど、研磨が簡略化されており、価格が抑えられているケースもありますので、正確に言えば事前に性能や性質を確認する必要はあります。

明確に言いたい部分としては、しっかりと刃物製造に力を入れて作られている事や、刃の性質に自信があるという商品に対し、性能を特に引き出すような形をと考えています。

ですので、金額がそれに満たないから適用できないのか?という意味では無いという事です。

実物を拝見して、商品自体を厳密に知らないモノであれば、部分的に色々な状況の確認やテストをさせて頂いて、可能と判断をしたらその形での研磨をお受けするという方法になります。

不可と判断をした場合には、通常の研磨の方をご利用ください。

これは研磨の別項目として、こだわりの研磨内容的な形で作りますので、ご案内までお待ち頂ければと思います。

かなり神経を使って設定と調整を行いますから、それなりの金額設定にはなりますので、その辺りはご了承ください。

同じ製品をもし2丁以上用意が出来れば、当方で研磨したものと元の状態のモノとで、使い試しをして頂ければ、技術によりこれだけ変わるという事が特にお分かり頂けるかと思います。

 

 

 

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