刃物

2026年8月 9日 (日)

必要な微調整

刃物研磨や研ぎの仕事には、それなりのスピードは必要です。

1日1本の刃物をじっくり・・・という事はもちろんありますが、それは特別な依頼内容の場合や、難しい案件の場合です。

細かい部分で言えば、一般的な刃物であっても、1日で終わらせる事はなく、あえて数日や数週間に渡って作業する事もあります。

その理由は歪にありますが、作業して直ぐお返しをしなければならない場合にはそれは出来ません。

上手い職人は一発で早く仕上げるような話を耳にする事もありますが、それはあくまでも一般論です。

そういった作業で不足な場合が多く、必要に応じて結果の為に細かい調整を繰り返していきます。

流れ作業的なやり方の場合、見た目では綺麗に見えても、研いで使うと明らかなズレが出る事も多いですが、そうならない為には必要箇所を重要と考え、他はあえて捨てる事もあります。

これが使って研いで、他とは違うと感じて頂ける部分に繋がっていると思います。

難しい研ぎもあれば、簡単な研ぎもありますが、こだわりがある刃物に対しては、表面的ではない部分での差をはっきりと出すように心がけています。

細かいご指定でも、幅広く用途やお好みに合わせて作業が可能です。

おまかせ頂いても十分な状況でお返しは出来ると思います。

特に良質な刃物をお持ちの方は、加工幅が広いので、お好みに合わせやすいと思います。

 

2026年7月18日 (土)

お盆休みについて

お盆休みは定休日の水木曜を含めまして、「8月10日(月)~8月14日(金)までの期間をお盆休み」とさせていただきます。

期間中はお荷物の発送や受け取りは不可となります。

メール対応に関しましては、可能な限り対応とさせていただきます。

ご理解とご了承の程、宜しくお願い申し上げます。

 

2026年7月14日 (火)

食材割れを回避したい・・・

プロ用としての包丁の研磨に関して、食材割れを気にされる方は少なくありません。

特に、さつまいも、レンコン、カボチャ、等の硬い部類だと割れやすいと思います。

100%回避は難しいですが、明らかな割れを抑える事は可能です。

今回は牛刀メインでお話をさせて頂きますが、その包丁の購入初期段階で、割れがあったのかどうかをまず伺います。

もし割れが明らかに出ていなかった場合には、その後の研ぎでそうなってしまった可能性がありますし、当初から割れていたのであれば、研磨の設定が元々合っていなかった事になります。

この食材割れに関しては、刃の厚みや丸みや段なども影響しており、状態を変更する事により改善は出来ます。

ただし、包丁自体がかなりしっかりとした刃であり、厚みの調整をしてもそう簡単には弱くならない質が必要です。

私が良くおすすめをするのは粉末鋼系ですが、刃を薄くしても強度を保ちやすいのが特徴です。

粉末鋼は硬度が高い為、通常の設定での研磨であっても、こじるような使い方には向かず、あくまでも真っ直ぐに刃を使う事が適正となりますので、さらに厚みを抜くような研磨を行う場合には、叩きつけたりこじるような使い方は絶対に避ける必要があります。

真っ直ぐに刃を使えていると思っている方でも、左右がほぼ均等な研磨をされている状況の刃物の使い癖を見ると、軸が大きくズレてまな板に当てている形跡が見られる事が多いので、あくまでも真っ直ぐを意識する事も大切です。

それが出来ていれば、刃の厚みをだいぶ抜いても、明らかな損傷とは繋がりませんので、特別な感じの切れ方を生み出す事は可能です。

近年ではステンレス系も高硬度と高靭性を兼ね備えた物が出てきていますが、粉末鋼の基本的な強靭さまでは出ていないので、切ろうとする力が明確に強い粉末鋼系は、今後も需要は十分にあると思います。

今回のお話のような食材割れを防ぐような場面に対しては、粉末鋼はかなり有効となりますので、そういった切れ味を欲する方は是非ご相談ください。

「こだわりの切れ味」として設定を行ってありますが、お受け出来るかどうかは包丁次第となります。

鋼材の種類などを明確にお伝え頂き、あとは刃の性質検査などを経て、特別な研磨を行います。

なお、このこだわりの切れ味に関しましては、現在の状況から大きく削る事になりますので、厚み等を元に戻す事は出来ませんから、用途やご自身の技量など、総合的に考えてからお申込みをお願い致します。

使い手を選ぶような設定ですが、使い手がこれは!と思う設定でもありますので、是非有効にお使いください。

なお、このこだわりの切れ味に関しては、私も普段使いの包丁の一部に、この技術を含めて使用していますが、意識して慎重に使わなくても全く問題は起こっていませんので、雑に使う方でなければ問題は無いと思います。

 

プロ用の洋包丁の研磨はこちらにあります。

ご家庭用の包丁の研磨はこちらです。

 

2026年7月13日 (月)

もう少しで新しい商品が販売出来ると思います。

しばらく販売品として取り扱いが無かったダイヤモンド砥石ですが、取り扱いは今後無いのか?とお問い合わせはそれなりにありました。

しかし、ようやく販売出来る商品をご用意できるようになりますので、予告としてまずはご案内を致します。

準備段階としていくつかまだ不足がありますので、そこを乗り越えたらすぐに販売の予定です。

製品としましては、電着ダイヤの初期のような高い研削力(研磨力)と、面直しも可能でダイヤを保持する力も強いタイプとなり、この力強さをダイヤモンド砥石に望む方は多いのではないかと思います。

研いだ刃は明確な鋭さを出せますので、ぐいぐいと切る感じがお好きな方はそのままでお使い頂いても良いですし、滑らかに切れる柔らかい感じに仕上げたい場合には、人造砥石などで軽く刃を落ち着かせるように研いで整えてからのご使用でも良いと思います。

当店オリジナルの商品としての販売で、いくつかの#のご用意が可能ですが、全部揃えれば一通りの作業には困らないくらいの設定にはなります。

基本的には受注生産での納品となります。※運良く在庫がある場合には早い納品が可能となるでしょう

金額的には以前に販売をしてきた色々なレジンボンド系よりも高くなりますが、寿命と研削力を考えるとだいぶ能力に差がありますから、その点から見れば決して高くは感じないはずです。

全鋼の包丁やナイフの分野で言えば、特に近代の粉末鋼や高硬度ステンレス系などの研磨での苦労は絶えないと思いますが、それらにも余裕で対応が出来る力をしっかりと持っていますので、ダイヤモンド砥石としてのおすすめ度は相当高いです。

これらのご案内だけでも、私のおすすめ度がお分かりいただけるかと思います。

お使いになる方によっては、これが無いと困ってしまう!というくらいに、必要不可欠なダイヤモンド砥石になるでしょう。

販売を開始しましたら、是非ともご注文ください。

多くの方にご利用を頂ければ、通常在庫品としての販売も可能になると思います。

 

2026年7月11日 (土)

日本刀研磨はだいぶ空いています。

現在作業中の日本刀(上級作業品)がありますが、それ以外はだいぶ空いている状態で、納期はかなり早いと思います。

日本刀の研磨は、混雑時はどうしても納期が長くなりますが、このように空いている時期もありますので、なるべく納期が早い方が良い!とお考えの方は、この機会に是非ご利用ください。

ここ数年は特に、新しい技術の導入により、評価はかなり高く頂いておりますし、作業も安定していると思いますので、安心してご利用頂けるかと思います。

当方の日本刀研磨は、実用の為の日本刀に向け独自に研究した、実用研磨としては上にあたる「居合抜刀用面精度研磨」をベースとしており、更に試斬の上級者専用として斬れ味重視もご用意があります。

その他、納期と価格でご選択いただきやすい、おまかせ内容で並にあたる「お急ぎ実用研磨(納期は一般刃物と同じ程度)」と「おまかせ研磨(納期は1ヵ月程度)」のご用意があります。

その他、居合抜刀用面精度研磨に複数のオプションもご用意をし、様々な仕上げ方をご選択頂けるようになっております。

また、実用品としての日本刀には、安全と性能の為の拵の修理が必要となりますので、しっかりと安定して使えるようにする拵の修理もご用意があります。

日本刀研磨のページはこちらにあります。

拵の修理のページはこちらです。

商品入れ替え準備の為お安くご提供致します!

当方で加工販売をしている、「当方で加工を行った刃物の販売」ページに掲載中の柳刃2丁を、商品入れ替え準備の為、お安くご提供しております。

特にこの2丁は、一般商品とほぼ変わらないサイズ感で、質も良いものとなりますので、おすすめ出来ます。

研磨の変更等が必要無い場合には、こちらの販売専用ページから直接ご購入頂けます。

 

研磨の変更をご希望のお客様は、「当方で加工を行った刃物の販売」ページより商品をご確認の上、メールフォームよりご連絡をお願い致します。

 

貴重な日本刀を是非どうぞ!

当方で販売中の日本刀はまだ在庫があります。

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出来の良い日本刀に、登り龍や護摩箸や蓮や梵字などの彫刻や漢文なども含めてある、豪華な美術刀となります。

今後はこの手の物はどんどん手に入りにくくなると言われており、その理由の多くは毎年海外へ多くが出てしまっている為です。

国内の日本刀の彫刻入りの多くは、研磨を繰り返して彫刻がある程度消えていますし、うぶの状態は見栄えも良くそのままの状態をお楽しみ頂けます。

特にこの日本刀に含まれる彫刻は、縁起の良い物が多く、登り龍は運が上り調子になるとも言われており、商売や事業をされている方にも人気の彫刻となります。

この龍の彫刻は上位の彫刻内容となり、龍だけでもかなりの金額がします。

参考価格は表示していますが、個人売買の為、価格やお支払い方法に関してはご相談に応じさせていただいておりますので、ご希望の方は是非お声がけください。

日本刀の販売のページに簡単な紹介までは記載があります。

 

2026年7月 5日 (日)

色々値上がりが進んでいますね

生活に関わる範囲でも毎年のように大きく値上がりの話を多く聞きますが、私が仕事として関わる範囲も同じようにあります。

ここ数年でジワジワと値上がりを続けてきていて、先月は一気に上がった範囲もありますし、経費が上がりすぎてカバーしきれません。

当店も昨年と今年に、一部で作業代金を値上げさせて頂いた範囲がありますが、金額を上げていない範囲は、内容の変更でなんとかカバーしてきました。

しかしそれもいつまで維持出来るのかは難しい問題になってきました。

まだ計算が追い付いていないのですが、全体的に利益率はだいぶ下がっていますので、また値上げせざるを得ないと思います。

範囲と上げ幅はまだ決まっていないので、今の所は何とも言えませんが、経費が元々高い範囲や、作業時間がかかる範囲は、上げるとなればそれなりに大きく上がると思います。

値上げの心配がある方は、研磨や研ぎなどの作業や、商品の購入も含め、お早めにご利用を頂く事をおすすめ致します。

 

2026年6月25日 (木)

昔の研ぎでは不足の可能性があります。

過去30年程前の刃物と比べ、現代で大きく変わったのは、刃物の硬度や靭性のみではありません。

ステンレス系や粉末系などでは特に、単純に硬度が上がって研ぎにくくなり、靭性が上がって研ぎにくくなり、研ぎが大変になったのは事実です。

しかも、刃物の密度も上がっており、砥石のかかりは根本的に悪くなる一方で、過去に流行った砥石の中でも、現代の刃物に対応出来るものは、だいぶ少なくなりました。

それらの影響により、研ぎにかかる時間はかなり増えていますので、昔の慣れた研ぎ方だと不足になる可能性があります。

お客様からのご相談で、近代の刃物が研ぎにくいというお話は多くありますが、結果を見させて頂くと、単純に研ぎが足りていない可能性が高い傾向にあります。

 

例えばですが、ある#1000の砥石で研ぎを行い、その後に#2000の砥石で3分研ぎを行えば、十分すぎる程度に#1000の傷が取れていたとします。

しかし現代では、#2000の砥石の研ぎを10分行わなければ、#1000の傷が取りきれていない可能性があります。

これはあくまでも例でしかありませんが、そのくらいに砥石の効果が落ちてしまうので、言うならば研ぎ込みを行う必要性があると言えます。

長時間同じ砥石で研ぐ場合には、砥石の減りが少なかったとしても精度落ちは確実にしますので、面修正の頻度は同じ程度で行う事が求められます。

極力研磨力は高く、砥石目は揃ってくれて、面の減りが少ないものを選ぶ事で、ステンレス系や粉末系でも、意外としっかりと研ぎは進みます。

 

過去からある砥石と、近代の砥石の中で、特におすすめ出来る砥石もあります。

それは「刃の黒幕」と「Rock Star」です。

また、砥石の面修正には、簡単に手早く確実に行える「硝子修正器」がおすすめです。

宜しければ当店で販売を行っておりますので、是非ご利用ください。

当店でご購入を頂いた場合には、ご使用に関するアドバイスやサポートも無料で行えます。

砥石の販売ページはこちらです。

2026年6月16日 (火)

終了しました。

ブログ復帰のお詫び第二段は、本日の営業終了時間をもって終了となりました。

ご利用を頂きましたお客様には、この場をお借りして感謝申し上げます。

他にも色々とご希望のお話は頂いておりますが、それはまた時期を見てという事で・・・。

 

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